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英語は独学じゃなくてもいい!なぜみんな、独学にこだわるの?

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どうも、絶望系英語ブロガーのたかひろ(@LongHardHell)です!


今日は、兼ねてから、僕が不思議に思っていた事について書きたいと思います。


題して、

「英語は独学じゃなくてもいい!なぜみんな、独学にこだわるの?」

です。


英語に限らず、最近は何故かいろんな分野で独学礼賛が目立ちます。”超難関試験に独学で合格!”みたいな本は書店に行くと目立ちますし、ネット上でも、「俺は独学でやったぜ!」みたいな情報が溢れています。なんとなく、それが偉い、みたいな風潮がありますよね。


さて、この独学というテーマに関して、


幾度となく人生に絶望し、生まれながらニート気質を備えた僕という堕落した人間

という観点から思う事をお伝えしたいと思います。


何かを達成したい時、あなたはどうする?

何か目指すものがある時は、それを達成すべくなんらかの行動を起こすと思います。


「◯年✖️月△日までに、TOEIC900点超える!」

「◯年✖️月△日までに、ベンチプレス何キロ超える!」

などのように、具体的な期日や数字も設けている人も多いかと思います。


さて、こういった目標を持っている時、一番大切なのは


「手段はどうであれ、目標を達成する事」


だと思います。


特定の手段にこだわって目的が達成出来ないより、手段はどうあれ目標が達成出来る方を選ぶ人は多いのではないでしょうか。


このような観点で“独学”を考えてみると、


“独学”というのは、もしかしたら褒められる手段なのかもしれないが、合わない人には合わないので、目標達成出来ない可能性もある


のではないでしょうか。

みんな何故”独学”を選ぶのか

ここで、何故みんな”独学”を選ぶのかについて、僕が考えた事を以下に挙げてみます。

お金がかからない

恐らくこれが一番の理由でしょう。絶対これが一番の理由だと思います笑 


”独学”は、英会話学校などに行くのと比べて、圧倒的にお金がかかりません。


最近だと、皆何をするにしても”お金がかからない方法”を探します。


お金もかからず、自分の普段のライフスタイルを少しいじればできる、ある意味お手軽な方法なのが”独学”だと、みんな思っているのです。


お手軽にできる代わりに、お手軽に辞められる、というわけですね。

独学が最良の方法だと思っている

最近は、ネットでも書店でも、


「〇〇を独学でマスターした誰々が教える!…」


というタイトルが目立ちます。


最近は本当にこんなタイトルばっかなので、まるで、勉強の最良の方法は独学であると錯覚してしまいます。


しかし、”独学”って合う合わないがあると思うのですよ。


独学があっている人、または出来る人って、

  • 「これをしたら結果が出る!」という確証がなくても続けられる人
  • ”独学”の対象物が圧倒的に好きな人
  • ある一定のレベルに達していて、自分で自分のレベルが分かり、目指す対象に向けて何をすれば良いのか割り出せる人

…などに人に限られてくるかなと。


独学ってのは孤独で、自分で何をやるか決めて進めていくことが多いと思います。ある程度いろいろな書籍を読んで方針を決めていくかと思いますが、最終的に決めるのは自分です。そして結果が出ない時の方針を決めるのも、自分なのです。


つまり、”独学”の対象物が圧倒的に好きな人、あるいは、ある一定のレベルに達している人達であれば、上達の対象の全体像がある程度見えているので、何をすれば良いのか割り出せるので続けられるのです。



独学の効果の反証もある

僕は筋トレを趣味で本格的にやっていた事がありますが、一人でトレーニングをするよりも、複数人でやるほうが効果が高い、というデータがあるそうです。(申し訳ありません、特定のソースは示せませんが、ググればすぐ見つかるくらい有名な調査です。)



優秀なプレーヤーには、優秀なコーチがいるわけです。


新進気鋭の企業の経営者も、コンサルティングを受けて経営の方針を決めていくわけです。


なので、パフォーマンスを本当に本格的に高めたい、ガチ勢になりたいということであれば、やはり独学一本でやるというのは無理があるかと思います。

英会話学校+独学が最強

僕が当ブログでよく出す引用に、こんなものがあります。

バイオリン専攻の学生を三つのグループに分けた。第一のグループは、将来世界的なソリストになれるほどの実力を持つ学生たち。第二のグループは、「すぐれている」という評価にとどまる学生たち。第三のグループは、演奏者にはなれず、バイオリン教師を目指す学生たち。そして、全員に時間の使い方について同じ質問をした。

その結果、グループごとに驚くべき違いがあることが判明した。三つのグループが音楽関連の活動にかける時間は同じで、週に50時間以上だった。課題の練習にかける時間もほぼ同じだった。だが、上位の二つのグループは、音楽関連の時間の大半を個人練習にあてていた。具体的には、一週間に23.4時間、一日当たり3.5時間。それに対して、第三のグループが個人練習にあてる時間は一週間に9.3時間、一日あたり1.3時間だけだった。第一のグループの学生たちは、個人練習をもっとも重要な活動と評価していた。

2013年 講談社 スーザン・ケイン/古草秀子 訳 「内向型人間の時代」102Pより引用

 

これは、同じ練習時間でも、独学の割合が高い人の方が、演奏の習熟度が高いという事です。


確かに、一人で、集中して何かを練習する時間は、圧倒的な集中力を生み出すような感覚が、個人的にはあります。この感覚は間違ってはいないようで、その事が現れている調査結果だと思います。英会話における独学の効果は、こちらの記事にも書いたことがあります。

www.longhardroadout.com


さて、このような調査の対象の人たちは、すべてを独学でやっていたわけではありません。音大に通っているわけですから、ある程度のレベルまで導いてもらい、ある程度の時間は仲間と練習しているわけです。


しかし、その中でも、独学の時間の割合が高い人のほうが、演奏の習熟度は高い。こんな調査結果もありますので、僕個人の意見としては


「(英会話やTOEICなどの)教室に通う+独学の時間を増やす」


事が、最強の勉強法だと思っています。



いくら独学の時間の割合多い人が優秀だからといって、その独学が続いて、かつ目指していた結果が出ないと意味はありません。


まず物事の習熟を目指す時には、ある程度続けられる手段を選ぶべきだと思いますし、習熟度が低ければ低いほど、独学は続かない可能性があります。


何らかの教室に行ってしまえば、否応なくやらなければいけない日は出てくるし、それが続けば上達はしていく。上達した結果、何をやれば良いかも分かってくるので、独学が続くようになる。このようなサイクルのもと、勉強は続き、いずれ独学でも勉強が回るようになっていくのです。

ラクになろうぜ?

僕自身、しっかりと英語の勉強が続いた、積み上げられたと感じたのが、専門学校に入ってからの日々でした。


その時に勉強していた感覚を一言で表すなら、


「ラクだったな…」


という感じです。


こう言うと、遊んでばっかりで努力したなかったみたいに捉えられそうですが笑


そうではなく、楽に努力を続けられた、という感覚だったんですよ。


学校なんで、行かなければ単位が取れません。否応なく努力をしなければならない時が来るわけです。そして、英語の勉強時間が自動的に増えるに伴って、自主的にやる勉強時間も増えていきました。


基本的に僕は独学オンリーでは続けられない奴でして、、、


英語が一通り終わった後に、プログラミングの勉強をやろうと思った事がありましたが、独学でやろうとしてすぐ挫折しましたw(これも、僕はプログラミング初心者で習熟度が低いことに起因すると思います)


皆さんの中にも、何回も「今回こそは!」と思い、TOEICやら英会話やらを独学で始める人がいるかもしれませんが、もう自分を苦しめるのはやめて、楽になりましょう!笑


一人でやって続かないことは当たり前のことですし、恥ずべきことではありません。上で示した筋トレに関する調査のように、独学だけでは時間対効果があまり結果が出ないという事例もありますし、独学が性に合っていなければ、別にやめてさっさと英会話学校に通いましょう!笑