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僕が英語を話せるようになるまでに読みまくった本達を紹介!

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僕が英語を満足に話せるようになるまでには、約4年かかった。その4年間は、常に試行錯誤の連続だった。なかなか話せるようにならない事に憤りを感じたりもした。

そんな長い道のりを乗り越える事が出来たのは、様々な英語学習に関する本からヒントを得たからだ。今回は、英語習得の長い道のりの中、本当に多くの気づきを僕に与えてくれた本たちを紹介する。

英語の勉強法に関しては、本当にたくさんの人が、色んな事を言っている。しかし、僕が共感したり実際に参考にしたりしたのは、下に紹介しているもののみだ。正直、紹介している書籍の数は少ないが、何かしら得るものはあると思うので参考にして欲しい。


今回は、英語勉強法だとか、英語を勉強するにあたってのマインドを説いている本を紹介している。英語のおすすめ教材については、以下の記事を参照してほしい。

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残念な人の英語勉強法

“残念な人”シリーズでおなじみの山崎将志氏による、英語勉強法の本。留学行く前に読んでおいた本。読んでおいて良かったと思った。

あなたは今までどれくらいの期間英語を勉強していますか?望んだ結果は出ていますか?出ていなければそのまま英語勉強法、”残念”かもしれない。

「もう英語の勉強はやめて、英語力を身につけることを期限付きのプロジェクトにしよう。」というコンセプトのもと、ビジネスパーソンがビジネス英語を身につける上での、学ぶ項目の優先順位や、TOEICに対する姿勢、発音や単語に関して、様々な効率的な勉強法の考え方が書かれている。

山崎さんの”残念な人”シリーズは、読むたびに自分の行動を振り返させられる。今回は、その英語版。長い期間英語を勉強しているが、なかなか思うような結果が出ない…という時に、自分の勉強法を見直すのにいい本。

外国語学習に成功する人、しない人~第二言語習得論への招待~

書店を歩いていてたまたま見つけた本。あまり目立つところには置かれない系統の本だが、これがなかなかの掘り出し物だった。

英語の勉強法となると、世の中の色んな人が、色んなことを言っている。少し前は、”聞き流し”なんてのも流行った。しかし、それらのほとんどは、その人たちが考えた”独自メソッド”だ。ちゃんとした科学的裏付けがあるわけではない。

この本は、”第二言語習得論”という学問に基づいた科学的な外国語学習に関する理論を説いている。色んな人が、自分の好き勝手に確立した理論とは違い、語学習得に関する色んな事例を科学的観点から検証していたり、最後には科学的観点からの勉強法を紹介したりしている。やはり学問的なアプローチがベースにあるので、一般化・普遍化された理論が大変説得力のある英語勉強法の本だ。もうこの本を読んだ後は、「聞き流し勉強法」などに惑わさることもなくなるだろう。

ちなみに、この本からの引用は、以下の2記事でも使用させてもらった。興味があったら読んでみて欲しい。

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本物の英語力


著名な通訳者で、メディアにもよく出ている鳥飼玖美子さんの名著。今までは”日本人と英語の適切な関わり方”のようなテーマが多かった気がするが、この本では今まであまり触れてこなかった”英語勉強法”について、独自の見解を書いている。

この本は、僕が実際に英語がある程度話せるようになってから読んだ本だ。読み終わった後、僭越ながら僕も同じ意見だ、と思った。僕が英語勉強法に関して本を書くとしたら、同じような内容になってしまうだろうと思ったくらい共感した。

特に彼女が掲げている、「自分の英語を身につけよう」という言葉に共感した。色んな人が色んな英語の勉強法を唱えているが、どれをやるにしても結局最後は自分自身のゴールを自分自身で創意工夫して到達するしかない。結局話せるようになる人って、みんなそうだし。この本は、そんな、”本当に話せるようになる人”の発想を学べる本。オススメです。

英語は3語で伝わります

電車の中の広告で見かけた本。タイトルを見た時点でなんとなく書いてある内容が予想出来たので、甘く見ていた。が、実際読んでみると予想を超えたクオリティと情報量でとても良かった一冊だ。


内容として、タイトルの通り「英語は三語(SVO)で伝えたい事が伝わる事が多いので、そういう表現が出来るようにしようね」というもの。基本的には、その内容がずーっと続いていくのだが、特筆すべきは、その情報量。「このパターンは、さすがに短く出来ないだろ…」というものでも、「その手があったか!」という方法でバッサバッサと要らない部分を切っていく方法論がたくさん載っている。


基本的には英会話初心者にオススメの本だが、ある程度のレベルになってきてから読むのも面白いかもしれない。「このテクニック知らなかった!」というものが結構見つかるくらいの情報量だ。僕もこの本でようやく、outnumberとかoutperformとかの上級語を使って短くするテクニックを覚えられた。オススメです!

これ、英語でなんて言う?

英語勉強法を説いている本ではないが、面白くてためになったので大好きな一冊。今まで3周くらい読んでいるが、1周目は一時間もかからず読んでしまった。

内容としては、日本語でよく使うこの表現は、英語ではなんて言うのか?という、色んな人が出している類の本ではある。が、特筆すべきは、取り扱われている表現のライトさ、この本のコンパクトさにある。

1つ1つの表現は、たしかにこれ、英語でなんて言うんだろう…というようなものが並べられているが、1つ1つの表現がとても短い。

例えば、「手ぶらできて!」とか、「写真写りがいい」とか、そんなような短い表現をポンポン覚えていくような感じ。そしてそれに対応する英語表現も、ビシッと一言で決まる短さ。サクサク読めて、何周もしてしまうような本だ。
実際僕はこの本を3周くらい読んで、ここに書いてある表現は口をついて出てくるようになった。こういうサクサク読める本をベースにして、どんどん会話表現を蓄えていくといいだろう。

まとめ

いかがだっただろうか。正直、紹介している書籍の数は少ないが、自分の英語勉強に対するスタンスを見直し、そしてまた発奮させてくれるものばかりだと思う。英語を勉強しているがなかなか結果が出ないという人は、折に触れて上で挙げた書籍を読んで、自分の勉強法を見直してみてはいかがだろうか。