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自ら望んだ留学が辛い...そんな人たちへ送る、辛さ解消のヒント

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どうも、たかひろです。

この間、このブログはどんな記事が読まれてるのかな〜と思って調べてみると、どうも、


「留学 帰りたい」
「留学 辞めたい」

という検索ワードで来ている人達が多いようです。

そんな人達のための、一番重要なテーマを書くのを忘れていました。そのテーマは、「留学が辛いときにどうするか」。

留学って、辛いですよね。僕も留学中は散々な目にあい、何度も、何度も帰りたい、ていうかむしろ死にたいと思っていたくらいなので、気持ちは痛いほど分かります。

辛さを解消するための最終手段は、留学を辞める事だと思います。どこかから飛び降りてしまうくらい思いつめているのであれば、その選択肢もありだと思います。

そういう最終的な選択肢も視野に入れながら、辛さ解消のためのヒントを書いていきたいと思います。

留学は辛い

留学って、辛いです。

渡航直前、あれほど望んでいたのに行きたくなくなる。

友達と離れる、恋人と離れる。慣れ親しんだところから離れて、右も左も分からない、言葉も満足に話せない、ストレスレベルマックスなところで生活を始める。

僕も、「これからこんな生活が、あと3年も続くのか…」と思ったら、終身刑並みの絶望を感じたのを覚えています。

留学当初、僕はよく、

「留学 帰りたい」
「留学 辞めたい」

と検索しては、

「留学が辛いのは当たり前。誰しもがそこを通って、立派な国際人になる。辛さが成長に繋がる」

のような、「辛いけど頑張れ、以上」しか書いていない精神論ばかりでがっかりした覚えがあります。

そんなんじゃない、この辛さは、成長とかじゃ解決しない。

そもそも、この辛さから解放されるなら、成長なんていらない。

と考えていたのを覚えています。

留学の始めは上手く乗り切れましたが、その後もいろいろと事件、事故が重なったので、もはや生きる意味を見失うレベルまでになり、堕落した生活のまま帰国する羽目になりました。

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そんな状態だったので、留学が辛いという気持ちに関しては、人一倍理解があるつもりです。

以下に、僕が辛い時にやっていた事を挙げますので、参考にしてみて下さい。

留学中に辛いと感じる時の心の声

留学が辛いと感じる時、あなたの心の声は何と言っているでしょうか。

「憧れていたけど、こんなに辛いのならもうどうでもいい!!」

「勉強頑張るつもりでいたけど、想像以上に大変… ついていけなさそう」

「自分で望んだ留学だけど、自分はこの国が合っていると気がしない… もう辞めたい」

人によって違うでしょうが、色々な感じ方ははあるでしょう。


まずはその心の声を認識する事がスタートです。

心の声を紙に書く

留学鬱のことを書いたページにも書きましたが、不安や恐怖を感じている時は、何故不安を感じるのか、何がどう不安なのかということを紙に書くのがいいとお伝えしました。

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最近知ったのですが、不安感などの感情は、言語情報によって抑制されるという脳の働きがあるらしいです。

悩み事などは、友達に打ち明けると不安が軽減する感覚は、皆さん経験あるかと思いますが、あれも不安を言語情報にすることによって抑制する脳の機能が働いているためですね。

なので、書ける状態にない時は、最悪自分に不安を軽減する何かを言い聞かせるだけでも効果はあるとの事。

不安、恐怖というものは、得てして正体が分からない漠然とした状態だから怖い、という事があります。

それを紙に書き出すことによって不安の正体が分かります。漠然としたものの正体が分かると、途端に大したことのない状態だという事が分かったりするものです。


僕も留学当初、なぜ辛いんだろう...と思い、思いつくままに紙に自分の考えを書いてみたところ、遠距離恋愛に長い期間耐えなければないこと、彼女に会えないことがどうしても辛い、ということが主な原因だという事が分かりました。女々しかったですね笑

精神医学における治療としても使われているこの方法は、不安、恐怖を感じたらすぐに効く特効薬としておススメです。

解決策を考える

紙に書いてみて、不安の正体はある程度分かるかと思います。

その次のステップは、辛さを生み出している原因の解決策を考えることです。

あなたの辛さの原因が、言葉の問題なのか、ホームシックなのか、勉強なのか… はたまた、僕にも想像もつかないような事なのか。

紙に書き出すことによって、あなたの辛さの源泉のようなものが分かると思うので、それを消す事を考えてみましょう。

人によっては、留学そのものが辛さの原因になってたりもするかもしれません。

留学をしてみてしばらくは頑張ってみた。しかし、違う言語、ちがう考え方で過ごす人達の環境自体に適性がない事に気付いてしまった…のような状態であるとか。


このような場合、辛さを解消するのは、留学を辞める、という結論になるかと思います。

もちろん、望ましくはないでしょう。しかし最終手段として辞めることも視野に入れるのは、別に悪いことではないと思います。

ちなみに当ブログでは、留学中の悩み解消の手助けになるような記事をいろいろ書いているので、それらの記事も参考にしてみてください。参考になりそうな記事を貼っておきます。

www.longhardroadout.com

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一過性のものである可能性を疑う

留学当初は特にそうなのですが、不安、恐怖などの漠然とした症状は、一過性のものである可能性もあります。

夏休み開けに学校行きたくねぇな… と感じた事がある人は大半だと思いますが、そういう感覚って、時間が経てば消える事ってありますよね。

今は辛いかもしれませんが、ちょっと時間を置くということを試してみましょう。

逆に、少し時間を置くということをしないと、あなたが慢性的に留学が辛いと感じているのかもわからない、ゆえに正しい対処法もわからないままになってしまいます。

ただ単に、学校に行きたくないという日がある、ということで留学をやめてしまうのは、逆にチャンスをつぶしてしまうことにもなりかねません。判断を誤らないためにも、辛いけど何とかやり過ごす、ということを頑張ってみてください。
 

サプリメントを利用する

これもいろんな記事で言っていますが、どうしても辛い時は抑鬱気分などに効くサプリメントが有効です。

僕が良く利用しているのは、こちらです。



安価で、医薬品並みの効果も実証されているサプリメントとして知られるセントジョーズワート。鬱病の治療にも使われる事が多く、僕も仕事前の憂鬱な気分を乗り切るために服用しています。

このサプリメントの効果はかなり高く、数々の実験で標準的な抗うつ薬と同程度の効果を示し、かつ副作用の発生もほぼないという事が確認されています。ソースはこちら。

大うつ病に対するセントジョーンズワート | Cochrane


使ってみた感覚としては、飲んだ瞬間にスッと落ち着く感じがあるところが個人的には好きですね。

このようなサプリメントの利用は、確かに問題の根本的な解決にはならないかもしれません。しかし、とりあえず気分を落ち着けて、行動しやすくなる手助けにはなると思います。

何故留学を志したのかをもう一度考える

日々の生活が辛い、と感じてるときは、ある一つの特徴があります。

それは、自分が今している事に意味を見いだせていない、ということです。

こういう話があります。

人は意味のないことをするのが苦手なのだそうです。

例えば、バケツの水をスプーンですくってコップの中に
入れる仕事です。入れる先がコップであっても、バケツであっても
このような仕事だと人は精神を病んでしまうのだそうです。

反対にその水を移す場所が花壇だったり、スプーンですくったスープを
体の不自由な人に食べさせる、という作業だと人は喜びを感じます。

なぜでしょう。それは、自分のしている仕事が

意味のあるものだ

と実感できるからです。

もし今あなたが精神的に辛いとしたら、それはあなたの行動の意味が
感じられないからではないでしょうか。

何のために生きているのかわからない。
何のために仕事をしているのかわからない。

そんな風に思っているのではないでしょうか。

出典:http://haou.jp/seisintekiniturai.html

僕は留学中に、何度も辛い目にあいました。留学辞めたいとか、帰りたいとかを通り越して、死にたいと思っていた時期もあったくらい、辛かった時もあります。


しかし、その度に思い返すのは、

「自分がなぜ留学をしたのか」

という事でした。


あなたは留学の裏には、ちゃんとした決意があり、ビジョンがあった事と思います。

「なぜ留学したのか」が、辛い時にあなたが立ち返るべき原点です。

また、特にそういう強い決意もなく軽い感じで留学してしまった人は、今この辛い時期を、逆に自分の留学の目的を明確にするチャンスと捉える事をお勧めします。

ここで「自分が留学した理由」に立ち返る、あるいは考えることができれば、辛さに耐えることができるようになります。

「留学 辛い」で検索するとよく出てくる意見、「辛い=成長」のような意見は、「辛さに耐えたら成長している自分の姿が想像できている」という前提で成り立ちます。つまり、「辛さ」に「成長」という意味を見いだせているから、耐えられるというわけですね。

辛いなら辞める

上に書いてある事全てをやってみても、まだ辛い、という人もいるでしょう。

もうここまできたら、留学なんて辞めてしまいましょう。

上に書いてあることをすべて試してもまだ辛いのであれば、あなたにとって留学は意味の見いだせないことである可能性があります。

留学なんて、必須じゃないですから。

たしかに、投資をしてくれた親御さんに対して申し訳ない気持ちはあるでしょう。奨学金などもあり、もう後に引けない状態という人もいるかもしれません。

しかし、人間、合わないものは合わないんです。留学が辛くて途中で諦めてしまう…というのは、あなたの能力とかの問題ではなく、単にあなたに合わなかっただけの話です。

僕の周りでも、留学を始めて一か月くらいで帰国する人は何人かいました。それに、最初の2、3か月は耐えきれても、次第に留学への意味を見失い、半年~一年ほどで退学や休学をした人もいました。留学をやめることなんて、珍しいことではないのです。

今の時代、仕事で鬱病になってしまったら、辞める事を進める人は多いでしょう。

しかし留学という事になると、辛いから意味があるとか、辛いから成長するだとか、そんなんばっかです。やめることを進める人は、まずいないですよね。

もちろん、ちょっと頑張ってみたら、楽しさを見いだせる可能性もあります。その事は念頭に置いておくのはいいでしょう。

しかし、「やっぱりダメだ…」という状態になってまで頑張る必要は無いです。留学にそこまでの価値はありません。

まとめ

「自ら望んだ留学が辛い...そんな人たちへ送る、辛さ解消のヒント」

  • なぜ辛いのかの理由を言語情報にする
  • 解決策を考える
  • 少し時間を置く
  • サプリメントを利用する
  • 「なぜ留学したのか」に立ち返る、または改めて考える
  • 意味を感じられなければ、留学なんて辞めていい


僕が思いつく限りの、辛さ解消法を書いてみました。僕も、留学中は人一倍辛い経験をしてきたもので、気持ちは分かるつもりです。もちろん、単に時間が解決してくれることもあるかと思いますが、留学中に辛さを感じた時に、折に触れてこの記事を読んで見てください。