どうも!
なんとしても週3更新を目指しておりますが、はやくもペースが芳しくないですねw
さて今回は、「英語だけでキャリアアップできると思ってない?それは間違いですよ」です!
前回の記事の一部で、キャリアアップを英語に求めてはいけないという内容をちらっと書きましたが、今回はそこに焦点を当ててお話ししたいと思います。
というのも、コレはかつて僕が犯した間違いであり、これから多くの人が犯すであろう事でもあるので、懺悔と注意喚起の意味も込めて書いておこうと思ったからです。
一体英語とは何なのか?あなたのキャリアにおいてどう役に立つのか?また役に立たない場合にははどんな時か、というのを一緒に考えながら読んで頂けたらと思います。
英語はキャリアアップの必要条件であり、十分条件ではない
英語力の必要性は、少し前から日本でさけばれはじめ、ついには小学校にも英語の授業が導入されるまでに至りました。うん、なんか日本で今後キャリアアップするために、必要っぽい感じがする。
英語力が話せる人は、総じて年収が高い傾向にあるみたいな統計もある。うん、キャリアアップのために必要な気がする。
こう考える人は多いと思いますし、実際僕もそう考えていました。
しかし今は、英語とキャリアに関しては、僕にはこんな考えがあります。多分キャリアカウンセラーの方たちが読んでも、ご納得頂けるんじゃないでしょうか。
その考えとは、英語はキャリアアップの必要条件になることはあっても、十分条件にはならない、という考え方です。
どういうことか。例えばこんな感じ。
あなたが何かの募集を読むとします。例えば、通関士、とか、商社、とかね。
そこの採用条件の一つにTOEIC〜点以上とかあったら、通関士をやりたいから英語をやる、という事になり、そしてその他の技能も認められ、結果通ります。
ところが、英語ができる→ あー、うちの業界英語が喋れる必要があるからね、君は即戦力だねーとはならないんです。
基本的にどんな業界でも、普通に就活をしていて、あー君、英語も出来るんだーという感じで印象アップを狙える程度なんですよ。もちろん、かなりのアドバンテージにはなりますが、あくまで付加価値、大元のあなたの市場価値があるからこそ、そこに付け加えてさらにあなたの市場価値を高められる、というものなのです。
ていうか、英語に限らず全ての資格ってそういうものじゃないですかね?全ての資格は、キャリアアップの必要条件であり、十分条件ではないのです。
そこを履き違えて、何かしらの資格を取れば無条件に大手企業に入れるなど良い感じのキャリアを歩めると盲信し、勉強に打ち込む人たちってたくさんいるじゃないですか。英語とキャリアアップに関しても、同じことが言えます。
僕が犯した過ち
僕がなぜ留学を失敗したのか、その理由の一つが英語だけで無条件でキャリアアップ出来ると思っていたからだと思います。
留学中、勉強もそうですけど、英語もちゃんとやったという自負はあった。でも就活では箸にも棒にもかからない。
そりゃあそうですよね。英語が出来ることと、その会社で働きたいという意欲がある事と、全く結びつかないですから。「うちの会社じゃなくて良いね」で終わりです。
ギリギリ引っかかったのが、某有名英会話学校と今の会社だったわけです。そして、今後のキャリアのためにちょいブラックな今の会社を選びました笑
たしかに日本で仕事をしてみて初めて分かったのですが、本当に、英語を使わない職種とか、使わない会社では使わない笑 多少は活きても、出来なくても余裕で何とかなる。だから、キャリアアップなんて英語なしで出来ます。キャリアアップのためには別の道がたくさんあって、その選択肢の中に英語がある、という感じですかね。
そして、英語は習得するのに時間がかかる。僕は英語ができるという自負がありますが、出来て当たり前なんです。だって5年ガチで勉強しましたから笑 英語ができればキャリアは何とかなる、という何の根拠も無い思い込みの下、5年間ガチで勉強する事に何の疑いも抱かなかったアホなんです笑
結果、役には立っていますが、思い描いたバラ色のエリート的なキャリアを歩んでいるわけではないです。むしろ、想像よりずっと悪いw まぁこれから頑張るから良いんですけど!
英語はやっぱり役に立つ
英語は、キャリアアップうんぬんを抜きにして、やっぱり役には立ちます。ここら辺は、僕が前書いた記事に詳しいです。
苦労して身につけたので、やっぱりできて良かった!と思うことは多々あります。今の仕事では、必須ではないですがまぁまぁ役には立っている、たまに他の人と差をつけられる、みたいな感じですかね。あと、結構モテます笑
著名な人が語っている例で言えば、例えばライターの中川淳一郎さんが博報堂時代に経験した事を語っていますが、このことは英語がいかに人のブランドイメージみたいなものに影響するかを物語っています。
まぁ単純に、英語が喋れるというだけで、同期に比べてなんか凄いやつなんじゃね?みたいな印象持たれて得だった、という話なんですけど、そんなに印象を左右するなんて、大きいですよね。
僕が英語を始めた理由のひとつもこれです。なんか凄いと思われたかった、モテたかった笑 この部分は実際に達成できたのでよかっですね。
後は、上でもちょっと書きましたが、英語が話せる人は年収が高いという統計もあります。
いろいろ書いてありますね。「ヤベェ、英語やらなきゃ!!」とめちゃくちゃ思わせられる記事ですし、実際僕は、「英語話せて良かった…」とか思っちゃいました笑
でも僕は、キャリアアップの事を考えると、なんとなく腑に落ちない。
だって、英語力と年収なんて、所詮は相関関係であって、因果関係じゃないと思うんです。
要は、英語ができたから年収上がった、転職成功した、じゃなくて、あくまで、英語が出来る人はそういう傾向にある、というだけの話です。
あなたが英語ができなくても、出来ないなりに年収アップの道を探せば良いですし、実際あります。転職の成功だって、英語話せる人は、「有効な資質の一つを満たしていた」というだけで、英語ができた→転職出来た!ではないと思うんですよね。
何が言いたいかというと、年収上がるから、転職成功できるから、という理由で英語やっちゃダメよ、という事です。確かにちゃんとした統計出てますけど、あくまで相関関係ですから。
大切なのはやはり、将来のビジョン
このブログを通して主張したいテーマが再び登場です。それは、「将来のビジョンを明確にする」。
英語をやるかやらないかは、この将来のビジョンに英語をやるという事が活きるか活きないか、で決めればいいと思います。間違っても、英語が出来れば無条件でキャリアアップ出来る!と思ってとかでやっちゃいけないと思います。
将来のビジョンを考えて、特に英語の必要性を感じないならばやらなくてもいいんじゃないかなと思います。やりたければ、趣味でやった方がまだ良いですよ。何も狙っていなくてただの海外旅行に行きたくて始めたみたいな英語が、ふとした瞬間に仕事で活きた、みたいな事ならたくさんありますから。役立てようとも思ってなかった、趣味でやっていたものがある日思いがけず役に立った、という感じです。「一芸は身を助ける」というやつですね。
でも、あなたの将来のビジョンを考えて必要性を感じない時に、「でもどこかで活きると思うから、嫌いだけどやるか」っていうのは、即刻やめた方がいいと思います。
いつ、どこでどのように役立つかわからない嫌いなものをやる、そんな苦痛がほかにあるでしょうか?
例えば僕は今、販売の現場に出向してますが、外国人の客はそんなに多くありません。日に3、4人くらい、週末はもうちょっと増えるかな〜くらいです。
そんな現場で、商品知識を学ぶよりも英語を優先して勉強する人なんていません笑 だって費用対効果悪すぎますもん。いつ来るか分からない外国人の客を想定するより、日本人向けの販売トークに磨きをかけた方が圧倒的に早く成績が上がります。
あなたが英語をやるべきかやるべきじゃないか、それはやはりあなたがまず将来のビジョンを明確にして、そこから逆算して英語を今やる必要性があると判断した場合にやるべきなんじゃないかと思います。それが結果、キャリアアップにつながるわけで、英語が出来る→キャリアアップではないのです。
まとめ
「英語だけでキャリアアップできると思ってない?それは間違いですよ」
- キャリアアップの必要条件であり、十分条件ではないことが多い
- あったらあったで役に立つ、けどないなら別のキャリアアップの道を探そう
- 将来のビジョンを考えて、そこからの逆算で英語が必要か不要かを考えよう
こんな感じです。本当、大切なのは将来のビジョンです。そこを基準にして考えましょう。僕は英語出来て良かったなと思う事は多いですけど、無くても良かったな、と思うことも多いんですから。