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金も時間も無駄にした著者が、人生の敗者復活を目論む

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日本の英語教育の問題点についてササっと考えてみた(笑)

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どうも、たかひろです!


本日のテーマは、「日本の英語教育の問題点についてササっと考えてみた(笑)」です!


なぜササっと考えてみた、というのがタイトルについているかというと、「ササっと考えただけで、日本の英語教育の問題なんてあふれるように出てくる」からですかねぇ笑


散々語り尽くされている日本の英語教育の問題点。


皆さん色々意見がおありでしょうが、当然僕もあります。今回は”ササっと考えてみた”なので、パッと思いつくままに書いてみました。一応引用も取り入れて書いていますので、ササっと読んでみてください!

無駄が多い

先日書いた記事の執筆中に思いましたが、


日本の英語教育は無駄が多い。


こんな文法とか、こんな熟語とか、いらんよw


というものをとにかく覚えさせられるわけですね。


僕がよく分からないのは、日本の大学受験で必要とされる英語の知識が、TOEFLやTOEICなどを目指すにあたっても無駄が多いのはなんでなんでしょう、というところ。


TOEICは、一応ビジネス英語ができるように意識されたもの。TOEFLは、海外大学のアカデミックな英語を意識している。


んで、大学受験の英語は…?頑張ったら、どんな人材になれるのでしょうか?


たしかに大学受験の英語をしっかりやっておけば、TOEICにもTOEFLにも役に立つ場面は多く出てくるでしょう。英語は英語ですから。しかし、TOEICとかTOEFLを改めて勉強するにあたっては、無駄が多くて多くて....


受験の時にあれだけ頑張って覚えたのに、ビジネス英語とかアカデミック英語でつかわないんかいっっっっっ!!!!!


という感じです。

どんな人材にしたかったのか?


何故無駄が多くなるかと言うと、


どんな英語教育をしてどんな人材を育てたかったのかが決まっていないからじゃないか


ということと、


日本の教育体制が、変化が出来ない


だと思ってます。だから、あれにも手を出して、これにも手を出して…という状態になる。目指すべき姿が決まっていないんです。


日本の英語教育の方式の名前って知ってる!?


グローバル化が叫ばれて久しい世の中、いろんな英語の権威が、いろんな英語勉強法を編み出してきましたが、


どういう教育をすれば英語が話せるようになるのかなんて、ぶっちゃけだいぶ前から分かってたんですよね笑




どうすれば英語が話せるようになるか、そんな事はもう分かっています。


日本の英語教育は、実はそれ以前の方式で、だいぶ長いことと留まっていました。


語教育の方式の名前は、”オーディオリンガル教授法”と呼ばれています。

構造主義言語学は、「個々の言語は、互いに限りなく異なりうる」という信念のもとに、多くの言語の音声、文法体系を記述することを主たる目的としていました。また、行動主義心理学は、「刺激ー反応」による学習理論を掲げ、あらゆる学習は刺激ー反応に基づく「習慣形成」だ、という見方をしていました。
そこで、この二つの考え方に基づいて、「限りなく異なりうる」第一言語と第二言語の違いを対比をして(「対象分析」と言います)、その違ったところを徹底的にドリルし、第二言語における新しい「習慣」を身につければその言語(第二言語)は使えるようになるという考え方に立った教授法が確立されました。これが「オーディオリンガル教授法」です。

出典:白井恭弘「外国語学習に成功する人、失敗する人~第二言語習得論への招待~」


日本語と英語の違い、例えば語順とかが一番最初に習うものだと思いますが、その違いを徹底的にドリルし(肯定文→否定文に変換させる、など)、第二言語における新しい習慣を身につけさせる....皆さん、どこかでやった記憶、ありますよね?笑


この1930年ころの日本政府がオーディオリンガル教授法で、日本人は英語が話せるようになると思っていたのはいいんですけど....


問題は、その後様々な英語教授法が確立され、「これなら話せるようになるっぽい!」というものが多々あったにも関わらず、日本の英語教育が変わらなかったこと、だと思っています。


実際にその後、「コミュニカティブ・アプローチ」という手法のほうが、英語が活用できるようになりそうだということは、いろんな研究で明らかになったらしいです。理論的にも破綻したオーディオリンガル教授法でずっと教えてきて、何も変えなった日本の英語教育...ヤバすぎませんか?笑

英語が話せるようになる方法はもうわかっている


どうすれば英語が話せるようになるか、それは、もうわかっています。


いろんな言い方はありますが、大まかに、すべての方法に共通して言えることと言えば、



インプットしてアウトプットして、チェックして、直して、またインプットして…


を繰り返すプロセスです。


世の中にあるたくさんの英語勉強法を、色んな権威の人たちが発表していると思います。


これは何をしているのかというと、この


インプットしてアウトプットして、チェックして、直して、またインプットして…



の流れを、どうすれば楽にする事が出来るか、行動障壁を下げられるか、または簡単に出来るように見せるかという事を考えて、パッケージして売っているだけの事です。


売れている英語勉強法というのは、だいたいブランディングがしっかりと出来ただけだったりします。



「1日10分で〜」

「聞き流すだけで〜」



とかいうセンセーショナルな言葉とともに、英語の勉強法を提示し、テキストを売る。内容は、別にどれもあまり変わりません。


英語を話せるようになる方法はだいぶ前から分かっていたのに、その教授法に移行しなかったのはなぜなの!?



というところが、大人の事情でいろいろあるのでしょう。移行しなかったのが、とにかく問題だったわけです。



あ、余談ですが、僕が教材を選ぶ観点は、


「どれだけ行動障壁を下げられたか」


で選びます。何せ僕も、元ニートですから笑


当ブログで紹介している教材たちは、基本的には全て行動障壁を下げる事に成功しているものだと思います。


www.longhardroadout.com

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↑最近は”HiNative Trek"に特にハマっていて、行動障壁を極限まで下げて続けさせる事を優先した教材だと思ってます笑

日本の英語教育が全くダメなわけではない

まぁなんやかんや文句を言っていますが、別に日本の英語教育が全くダメだと言っているわけではありません。良いところもあります。

僕はアメリカの大学に通っていた時、他の国からの留学生とともにENGLISHの授業を受けさせられました。


フランス、イタリア、ロシア、フィリピン、韓国、中国…と、本当に様々な国からの留学生と一緒に授業を受けていて実感したのは、


日本の英文法の教育は、間違いなく世界一


だということです。


様々な国からの留学生達と一緒に英文法の授業を受けていた時は、つまらなくて正直ちょくちょく欠席したり、出席しても寝たりしてました笑


ただ、スピーキング教育についてはダントツに低いんですよね。


他の国からの留学生は、文法が分からなくても、話せます。よく聞くと文法が間違っているのはすぐ分かりますが、話せている雰囲気はある笑

理想的な教育って??

僕が日本における英語教育の理想って、


誰もが話せるような下地を作る英語教育


が良いのではないかと思っています。


先程も言った通り、日本の英文法の教育は、世界一です。覚えさせられる単語や熟語は無駄なものが多いのでそこはカットしつつ、文法はそのままが良いのではないかと思います。


そして、スピーキングに関してですが、正直日本で、誰もが英語を話せるようになる必要性は今後もないかな〜と思います。


英語を話せるようになってから、逆に思います。いや、日本人に英語、要らなくね?ってw


もちろん、出来たら便利ですけどね。仕事で急に必要になる時にも対応出来るでしょうし。友人にドヤれるし。合コンでモテるし。。。


しかし、やっぱり、要らない。これだけグローバル化による英語の必要性が叫ばれて久しいのに、未だに日本人の英語力って良くならない。最初に必要性が叫ばれてから、30年くらい経ってません?笑 なのに、一向に日本人の英語力が上がっている感じがしないのは、やはり必要がないからかなと。


しかしながら、それにあぐらをかいていると、いざ完全に英語が必要な時代になった時に、変化についていけず、日本人は死滅ししてしまいます。


それだけは流石に無いように、誰もが、


練習さえすれば、スピーキングが身につくであろうレベルのアウトプット訓練


はあるべきかなと。

まとめ

「日本の英語教育の問題点についてササっと考えてみた(笑)」


  • どんな英語教育をして、どんな人材にしたかったかが決まっていなかったのでは?
  • 日本の英語教授法は”オーディオリンガル教授法”

  • どうすれば英語が話せるようになるかわかっていたのに、そちらの教授法に移行しなかったことが問題!
  • せめて、スピーキングがすぐに身につけられるような下地はできる教育を!

とりあえず覚えなくて良い英文法を挙げてみた(留学、TOEIC、TOEFL等で)

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どうも、たかひろ(@LongHardHell)です!


最近、大学受験時の英文法参考書をなんとなく見返していたら気づいた事があります。それは、


「覚えなくて良い英文法項目意外と多くね?」


という事です。


なんか参考書に載っているし、先生から覚えなさいと言われるからとりあえず覚えたけど、、、


「いや、いつ使うの?」


みたいな英文法項目が散見されました。


まぁ翻訳家とか通訳とか予備校講師とかを目指すのなら覚えていなくてはいけないでしょうが……


というわけで今回は、留学中やTOEFLのようなアカデミック英語でも、TOEICのようなビジネス英語ではあまり覚えていても役に立たないと思われるものをとりあえずピックアップしてみました。英語学習の参考にご活用いただけると幸いです。


また、この情報はあくまで僕の経験則です。もちろん自分なりに調査もしたうえで書いていますが、


「いや、この文法はこんな場面で使うよ!!」


という事情通の方がいれば、コメントなどを残していってくれるとありがたいです!

クジラの構文

こんな構文です。


例文:“A whale is no more a fish than a horse is.”

意味:“馬が哺乳類であるのと同様に、クジラも哺乳類である。”


大学受験を控えている学生さん達は、先生方に覚えさせられている人も多いでしょう。僕も昔覚えさせられました。


わざわざ印象に残りやすいようにクジラの構文と命名されていますが、、、


僕の英語系の専門学校時代、また留学中にも、お目にかかったことは一回もないですね。


まず、例文が意味不明。あまり使わない、仰々しい文法項目であるにも関わらず、中身が全く無いw 何を当たり前のことを言っているんだという話です。


しかも、同じ内容のことを言いたければ、


“Whales are mammals as horses are.”


などのように、普通に言い換える手段があります。この構文に頼らざるを得ないタイミングが思いつかないんですよね…


ちなみにこの文法項目を、HiNativeで質問してみたら、以下のような返答がきました。


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というわけでとりあえずこの文法は、あなたが大学受験を控えているか、翻訳家や通訳を目指していない限りは、覚えなくて良いと思われます。


大学受験では、出題される可能性は一応あります。この構文をちゃんと覚えているかわざわざ確認するような出題はされる可能性はあります。でも、どうやら実用性は低い。まぁ、日本の英語教育なんてそんなもんです笑

...no sooner… than~


覚えにくいことこの上ないこの構文。例文としては、


例文:"I had no sooner uttered the words than I regretted them."

意味:その言葉を口にすると、私はすぐに後悔した。


この構文も、たまに文法書や参考書を見直すと、「あぁ、あったなこんなの...」くらいの印象しかありません。


TOEFL対策頑張ってた専門学校時代とか、実際に3年留学してた時にも、見た覚えないんですよねぇ。だって、重要なところでこれを見たら、意味を理解するために調べるはずですから。


なので、たまぁ~に出てくることがあるかもしれない、という認識でいれば、留学生活ならば乗り切れるでしょう笑


ちなみに、話をより複雑にさせるのが、この構文に倒置形が絡んできた場合。


no soonerが否定語なので、文頭にこの語句が来た場合はその節の語順が倒置形になります。こんな感じ。


元の文:"I had no sooner uttered the words than I regretted them."


no soonerを文頭にもってきて....


倒置形:”No sooner had I uttered the words than I regretted them."


こんな感じのが、受験で出されたりするかと思われる。笑


まぁ倒置法の本質が分かっていればいいんですけど、なんか、どうせ使わないのに難しいの覚えさせられているのは、なんか時間の無駄ですよね。。。

言い換えられる


ちなみにこの構文をあまりおぼえる必要がないと言っている理由はもう一つありまして、それは、


もっとずっとシンプルな構文で言い換えられる


からであります。


例えば、

"I had no sooner uttered the words than I regretted them."

"As soon as I had uttered the words, I regretted them."
"Right after I had uttered the words, I regretted them"


というわけで、おなじみの、「主節+従属節」の構文で言い換えられました。


こっちの方が簡単だし、実際に使うとなったら、ネイティブも圧倒的にこっちを頻繁に使っている印象があります。


僕も5年間の英語ガチ生活の中で印象が薄いのですから、少なくとも優先度は低いでしょう。

...hardly(scarcely).... when(before)


上の”...no sooner… than~”と全く同様の構文。同様の意味。というわけで、まったく同様の理由で覚える優先度は低め。


ちなみに、こちらの構文は、HiNativeで質問済みです。こんな返答が来ました!


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まぁ要は、優先度は低めですね。あ、でもたぶん、hardlyとscarcely自体は、覚えておいたほうが良いと思う。。。受験頻出な印象あるし。seldomとrarelyも忘れずに。


Not...untilの訳し方


さて、最後に、前々から疑問に思っていたnot...untilの訳し方についてです。

例文:It was not until the next morning that I knew that he had died suddenly.
訳:翌朝になってはじめて彼が急死したことを知った。


not...untilの強調構文バージョンですね。おなじみですね?(これはさすがに覚えましょう!)


...not until~は、~して初めて...のように訳されるのが好ましいとされています。


ただ、留学とかTOEFLとかに臨むにあたって、そんな認識なくてよいです笑


このように訳すのが綺麗だとされているだけで、「~するまでは、...ではなかった」という認識で、時系列的にはあっていますし、意味も同じです。


これから留学して英語だけの生活をしていくなかで、英語を日本語に訳すなどの能力はあまり必要じゃないと思うので、留学だったりTOEFLでの高得点を志しているということであれば、訳し方は覚えなくてよいです。



訳す作業も必要な大学受験生翻訳家の人達は覚えておかなくてはいけないのでしょうが、留学するうえでは必要ないと思います。

まとめ

日本の英語教育って、話すにあたって覚えなくてよいことを覚えさせるという点で、無駄がかなり多いです。いったい、英語を教育して何をさせたいのかよくわからない...そんな教育なもんで、時に無駄な時間を過ごしてしまうことがあると思っています。


今回ここに挙げたのはあくまで僕の経験則からくる例であり、もしかしたら僕が出会ったことのないシチュエーションでは使うかもしれません。また、僕が挙げた表現以外にも、いらない文法事項があるかと思います。そういった意見をコメント欄や、最近やっと始めたTwitter(@LongHardHell)で言ってくれるとありがたいです!


それでは、今日はこの辺で!

僕がもし英会話初心者だったら、絶対に知っておきたい事

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どうも、たかひろ(@LongHardHell)です。


なかなかのお休み期間を経ての、久々の記事更新です。


最近ようやくTwitterを始めて、たくさんのブロガーさん達から刺激を受けている毎日です。いやーなんでもっと早くやらなかったんだろう…と思っている毎日。よかったらフォローしてください!(@LongHardHell)


さて、そんなTwitterにハマっている毎日ですが、見てて思うのが、


「みんな英語学習で悩んでるなぁ~。。。」

ということでした(語学学習関係のフォロワーさんはまだあまりいないのですが、勝手にいろんな人のを見ています笑)


僕が最近見ている人は大体TOEICのスコア関係で悩んでいるようです。また、スピーキングに力を入れているが、なかなか話せるようにならない、発音がうまくならない、という人もいました。


というわけで、書きたくなっちゃいました、「僕がもし英会話初心者だったら、絶対に知っておきたい事」


僕は自分の英語学習はそこそこ成功したと思っているので、僭越ながら書かせていただきます。悩んでいるみなさんのヒントになったら幸いです。



明確なゴールを設定する


何かの上達を目指す際の、基本中の基本。



「あなたは将来どうなっていたいのか?」


を明確に思い描く事は、超超超重要。もうほぼこれが全てと言っても過言ではないくらい重要。


野球のイチロー選手やサッカーの本田選手の小学生の時に書いた作文における明確な将来設計が、その後見事に実現しているという話は、どちらも有名でしょう。


まぁ当たり前すぎてみんなやっているかもしれませんが、英語力の面で伸び悩んだりした時に、この当初に設定したゴールが、あなたの戻ってくる原点です。



「あなたは、英語に関して、1年後、2年後、3年後…には、どうなっていたいのか。」

「英語を使える(話せる、又はTOEICで〇点取って)ようになって、何を実現したいのか」


この部分を深掘りしないと、何をするかが決まりません。しかも、継続もしない。


現時点での、あなたが近い将来の英語に関してのビジョンをまず描きましょう。

また、このビジョンは、折に触れて思い出す必要がありますし、途中で変わることもあるでしょう。なので、その都度、


「いつまでに、英語に関してこの目標は達成して、こんなことをしていたい。」


という、当たり前すぎるテンプレートを改めて埋められるようにしておきましょう。


英語を話せるようになりたいのなら、日本人のロールモデルを設定する


さて、ワンポイントアドバイスがあります。


あなたがもし英語を話せるようになりたいとするならの話なのですが。。。


ゴール設定をする際には、日本人のロールモデルを決めましょう。


「ネイティブスピーカーのように話せるようになりたい!!」とか思って皆勉強を始めますが、何年やってもなれませんから笑


逆に、純ジャパなのに自分からはネイティブに聞こえる人たちを見ていると、


「自分もちゃんとやれば出来るんだ!!」

と思いやすいですし、モチベーションも再燃しやすいと思います。


僕が思う良いロールモデルは、Rachel&JunのJunさんですかねー。純ジャパながら努力してここまでの英語力を身に着け、国際結婚までしてしまったツワモノです。



逆に、バイリンガールさんとかいろんな人が英語学習関係の情報を発信していますが、彼らの動画は


「ネイティブスピーカーの発想」


を教えてれるという点で、彼らの動画は参考になります。


しかし、目指す対象ではないわけですよね。目指したってなれないですもん。

英会話スクールに通う、又は語学留学をする


どういうわけか、英語を勉強している最近の方のブームとして


「独学」


が挙げられます。


「英会話 独学」とググれば、いろんな凄い「英語を独学でマスターした人」の体験談や事例が出てきます。ていうか僕自身も、「英語の独学」をテーマにした記事を過去に書いた事がありますし。



そんな僕が言うのもなんなんですが、、、



仮に今英語初心者だったら、独学なんてしません(笑)。無理です



英会話だったら、トライアンドエラーがどんどんできるアウトプット環境がないと無理です。TOEICだったら出来なくもないですが、TOEICの勉強はつまらないですから独学でやりたくないです(笑)。



英語に関しての目標はみなさんそれぞれあるでしょうが、その目標を達成する過程の中で「独学」は絶対条件なのでしょうか。


なんか独学で到達するからこそ偉い、本物みたいな印象を持っている人もいるかもしれませんが……


目標に到達出来なかったら、全然偉くないですから。


もちろん、独学でないと到達出来ないという目標であれば仕方ないのですし、独学が性に合っているのであれば結構です。


しかし、そうでなければなるべく到達しやすい道を選ぶべきです。

昨今の独学ブームで騙されがちですが、目標に到達する事を優先しましょう。

お金がないなら貯めるところから


皆なぜ独学を好むかといえば、


お金がなくてもできる

という理由が大きいでしょう。


お金、大事ですもんね。社会人になってから痛感してます。


英会話スクールに通うとなると、週一回、一年間のマンツーマンレッスンで30万円程かかるでしょう。


しかし、もし僕が今英語初心者だとして、英語を話せるようになりたいと思った場合、絶対にお金を貯めるところから始めます。


お金を貯めてはいるが、何年か先まで要り用でとっておきたいという事だったら、少しずつ英会話スクール用に貯めつつ、自分でできる範囲の基礎的な勉強をします。そして十分なお金が貯まるまでは、比較的コストを抑えながらアウトプットの経験が積める”HiNative Trek”のようなサービスを使って、本格的なアウトプットに移行するまでの準備をします。


www.longhardroadout.com


というわけで、とにかく僕が英語を学ぶとしたら、お金を貯めるところからスタートするでしょう。それくらい僕は、英語を身につける上での最適なアウトプット環境の必要性は、英語を身に着ける過程で痛感しました。この必要性については、いつか別途記事にできたらと思います。

文法、シャドーイング等の自主学習をする


英会話スクールに通うべくお金を貯めている状態、または英会話スクールや留学をしている状態問わず、


文法とシャドーイング自主学習


は、あなたの英語力を爆発的に上げる要になると思っています。


文法は、あなたの英語をガチ勢っぽく聞こえさせるためのもの。文法ができなくても話せるようにはなりますが、何年たっても進歩しない人になります。この話は、以下の記事で話したことがあります。


www.longhardroadout.com



またシャドーイングは、「アウトプットを想定したインプット」として非常に効果的です。アウトプットを意識したインプットが、どうやら第二言語習得論の観点からも効果的である事は、以下の記事で触れています。


www.longhardroadout.com



それぞれの大切さは、過去に記事にしたことがあります。実は、僕が以前書いた”英語の独学の大切さ”に関する記事は、しっかりと英語をアウトプット出来る環境が身近にある事を前提として書いていますので、悪しからず。


www.longhardroadout.com



また、その際の独学用教材としてのオススメ記事も書いていますので、参考にしてみてください。

www.longhardroadout.com


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ちなみに僕だったら、単語学習はしません。独学でやるのは、文法とシャドーイングのみです。この辺の話も、過去に記事にしています。

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目標は1つに絞ろう


何かに上達する過程でのあるあるかもしれないのですが、


色んなことを実現させようとして、あれもこれも状態になる事

は避けたいです。どういうことか。


例えば、一年後にはTOEIC900超えて英語ペラペラになる、みたいな目標のことです。


非現実的とまではいかないのですが、あくまで自分の現状を鑑みて、達成させたい1つの目標にフォーカスしましょう。


英語の場合だと、自分の英会話のクオリティを高めていく過程でTOEICのスコアが上がるケースが多いかと思います。つまり、英会話の質を求めれば、TOEICの点数も上がるという一石二鳥な事が起こるわけなのです。逆に、TOEICができても英語が話せるとは限らないので、話せるようになりたいのなら、TOEICは後回しですね。


本当は、あなたは何を目指しているのか。英語を話せるようになって、または、TOEICの点数を上げてどうしたいのか。そこにフォーカスして行きましょう。

トライアルアンドエラーをひたすら繰り返せ!!


最後に、こんな話があります。

――最短経路を見つけるのがはやいマウスと遅いマウスとでは、どのような違いがあったのでしょうか?

池谷 解析すると、トレーニングの初期に、エサのない行き止まりの道に入ってしまったり、何度も同じ道を通ってしまったりというエラーが多かったマウスほど、よりはやく最短経路を見つけることができました。

出典:「失敗は成功のもと」は科学的に正しかった!~脳研究者・池谷先生の新たな発見(池谷 裕二) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)


もう本当にね、どんな物事にも同じことが言えます。英語でもブログ運営でも。


英語であれば、とにかく話して話して話しまくって、失敗しまくってやりましょう。誰よりも失敗し、誰よりもPDCAを早く回す人が、誰よりも速く上達するのです。



例え変な英語を話してしまっても、物怖じせず、


「いや、失敗すんの当たり前じゃね?恥ずいの当たり前じゃね?」


というメンタリティを持てるようになりましょう!

まとめ

「僕がもし英会話初心者だったら、絶対に知っておきたい事」

  • 明確なゴール設定をする
  • 独学が性に合っていなければ、独学は避ける、お金がなければお金を貯めるところから

  • 自主学習では、文法とシャドーイングを徹底してやる
  • あくまで、「自分がなりたい姿」一つにフォーカスをする
  • トライアルアンドエラーをとにかく繰り返して、PDCAを回せ!!




ビジネス英語添削サービス”HiNative Trek"が独学用教材としてとてもよかった件について

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久々の英語教材レビュー。存在は知っていたが、ちょっと試すのは躊躇してしまっていたもの。ようやく試してみたら、やっぱりなかなか良かった。

その教材の名は、”HiNative Trek”

“HiNative”という無料のQ&Aサービスを元々知っている人もいるかもしれない。しかしながら、HiNative Trekの方は有料ということもあり、使うことを躊躇っている人も多いだろう。


試させてもらって思ったのは、このサービスは、「TOEICではそこそこ点数を取れるようになったけど、アウトプットが足りていないなぁ...」という人に最適なサービスだろう、ということだ。


今回は、”HiNative Trek”の使用感レビューを書かせて頂く。このサービスを使うのを迷っている人の参考になればと思う。また、以下のリンクからHiNative Trekの概要が覗けるので、気になったら覗いてみてほしい。


スマホで本格的英語学習HiNative Trek

HiNativeとは?

まず今回紹介するHiNative Trekの前に、その母体となる無料サービスの”HiNative”から説明する。

HiNativeとは、言語学習者のためのQ&Aサービスだ。

例えば英語を勉強している時に、「あれ、この表現って、ネイティブには自然に聞こえるのかな…」などの疑問が、よく湧く事があると思う。独学で勉強していたりすると、そんな疑問に答えてくれる人は近くにいなかったりする。

そこで、いつでも、どこでも、勉強しているの言語についての質問が出来るQ&Aサービスが誕生した。それが、HiNativeである。

使っている人なら分かると思うが、これはとても便利だ。このプラットフォームにいる人たちは、みなレスポンスが早い。簡単な、単語レベルの質問だったら、秒で答えが飛んでくる時もある。


しかも、質問したり、逆に質問に答えたりするのが、結構面白い。質問するときは、疑問がすぐに解決する。逆に、質問に答えるときは、人の役に立っている感がある。僕は、1時間以上もこのプラットフォームで質問したり答えたりをしていた事がある(笑)。


というわけで、HiNativeに関しては、英語学習者にとってはとてもためになるサービスなので、利用することをお勧めする。無料です。


HiNative | 全ての外国語学習者のためのQ&Aサービス。

HiNative Trekとは?

さて、そんな便利な無料サービスのHiNativeだが、アプリ内などで宣伝されている有料サービスがある。

それが、”HiNative Trek”である。

冒頭でも言った通り、HiNativeをビジネス英語に特化させたサービスである。かなりシンプルなサービスで、難しいことは何もない。

具体的な内容を、以下に書いていく。

1日1題のビジネス英語英作文

HiNative Trekのサービスはとてもシンプルだ。1日1題、ビジネスシーンでありそうなシチュエーションに関する英作文が出題される。

例えば、こんな感じ。

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んで、答えると翌日にはフィードバック付きで回答が来る。さすが、レスポンスが早い。


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後述するが、フィードバックはかなり丁寧だ。自分の音読したものも提出すると、自分の発音のどこがまずいかもかなり細かく指摘してくれて、お手本の発音も載せてくれる丁寧さだ。


1日1題という事で、1日あたりの負担もかなり軽い。通勤の時間で課題は終わってしまうくらいの量だ。

HiNativeの機能も使える

HiNative Trekは、HiNativeのビジネス英語に特化した有料版という位置付けだ。


というわけで、当然HiNativeで出来ていたことも出来る。


ビジネス英語に関わらず、日々の英語学習で分からない事は気軽に質問出来て、レスポンスも早い。

料金について

さて、このサービスを使うか使わないかの、最大のボトルネックになり得る部分について話す。


それは、料金。


HiNative Trekの料金体系は2つある。


  • 9,800円/月(月額プラン)
  • 98,000円/年(年額プラン)


当然ながら、年額で申し込んだ方が、二ヶ月分おトクという仕様になっている。


見た瞬間に思うだろう。


「高くね?」


と。(笑)


触れ込みとしては、「コーヒー1杯分のお値段で、英語学習を続けましょう。1日あたり約400円」とある。コーヒー1杯分と言われれば、確かに安い気がする。

この料金とサービス内容を考えてのコストパフォーマンスについては後述するが、この料金をどう捉えるかが、使うか使わないかの最大の分かれ目になると思う。

HiNative Trekのメリット

さて、ここまで駆け足でHiNative Trekの概要について説明してきた。

ここからは、僕が実際に使ってみてのメリットとデメリットを書いていきたい。実際に申し込むか申し込まないかの参考にしてほしい。

僕が使っていてとても良いなと感じた部分は以下の通りだ。


  • 行動障壁が低い(手軽に取り組めて、負担が軽い)

  • 問題のクオリティが高い(ちょうど良い難易度)
  • フィードバック(添削)が詳細で丁寧


それぞれについて書いていく。

行動障壁が低い

さて、僕が教材を選ぶ上で1番大切にしている基準、それは、行動障壁の低さである。

物事の継続において、行動障壁の低さというのは非常に大きなポイントとなる。特に僕みたいな元ニートは、相当やり易さがない続かない。

行動障壁とはどういうものかというと、その行動に至るまでの障害である。

例えば、ランニングをするまでの行動障壁は、ランニングウェアに着替える→ランニングシューズを履く→準備体操をする→ランニング、という流れになるだろう。

例えばここで、ランニングシューズがちゃんと戸棚にしまってある状態だと、走るのがめちゃくちゃ億劫になるのだ。

というわけで、ランニングという行為を増やすためには、ランニングシューズをベッドのすぐ横に置いておき、すぐに履ける状態を作る事が良い方法と言われる。

実はこの考え方は、行動経済学では「アーキテクチャを作る」と言われる方法だ。

長くなったが、HiNative Trekはどうか?というと、行動障壁がかなり低いので、ちゃんと継続が見込めるだろうと思う。

何故HiNative Trekの行動障壁が低いかというと、

  • アプリで起動できる
  • 1日1題がノルマ(負担が軽い)

という事が挙げられるだろう。

通勤の時間くらいで、サクッと終わらせされるお手軽感は、心理的な負担の部分でとても評価できる、と思った。

問題のクオリティが高い(ちょうど良い難易度)

HiNative Trekで出題される問題だが、同時通訳者の関谷英里子さんが監修している。

関谷 英里子(せきや えりこ)は、日本の同時通訳者・翻訳家である。神奈川県横浜市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。日本通訳サービス代表。NHKラジオ「入門ビジネス英語」講師。

商社や外資系企業での勤務時代、国際的ブランドとの事業提携、商品企画開発、広告・プロモーション開発などに携わり、英語・日本語でのディスカッション、ネゴシエーション、プレゼンテーションの第一線を経験する。

通訳者として独立後、各種国際会議のほか、アル・ゴア元アメリカ副大統領、ノーベル平和賞受賞ダライ・ラマ14世、フェイスブックCEOマーク・ザッカーバーグ、ヴァージン・グループ創設者リチャード・ブランソン会長など、多数の世界的なVIPの講演にて同時通訳を務める。

「カリスマ同時通訳者」の異名を持ち、通訳・翻訳業のほか、書籍出版、メディア出演、雑誌連載、自身の講演活動など幅広く活躍している。

出典:関谷英里子 - Wikipedia


こんな本を書いている人である↓


メディアにもバンバン出て、著書多数な、超有名通訳者である。実際、HiNative Trekも、関谷さんが問題監修をしていることを一つの宣伝文句のように使っていたりする(笑)。まぁ、商社や外資系勤務での経験から、いわゆるビジネス英語に関しての造詣の深いことは分かる。問題のクオリティとしては、保証されていると考えていいだろう。


僕も実際やっているが、結構むずい。


例えば、先ほどの写真のような問題。


「こんにちは、Bettyさん。今日は自社食品へのお客様の反応が直接見られるように、食品デモンストレーターの側について働いてもらいます。」


こんな問題が出題されると、


「やべぇ、食品デモンストレーターって、英語でなんていうんだ??」

とか、

「”〜してもらう”って、どう表現すればいいんだっけ...?」


など、あれこれ考え始める。必要であれば、いろいろググり始める。これが、非常に良いトレーニングになると感じた。

フィードバックが詳細で丁寧

外国語を学ぶ時に、避けては通れないプロセスがある。それは、トライアルアンドエラーだ。

自分が正しいと認識していたものが、実際は間違っていた、または不自然だと気づく。このようなプロセスを経て、自分の認識は矯正されていく。何かに上達するというのは、そういう事の繰り返しだと思うが、英語学習も例外ではない。英語を話せるようになるためには、いつまでも音読教材ばかりをやっていればいいというものではないわけだ。


そして、HiNative Trekではその上達に必要なフィードバックがかなり詳細で、丁寧なのだ。これは、とてもいいアウトプットの機会になる。


例えば、こんな問題が出た。

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そして、こう答えた。

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ちゃんと調べてから作文したのだが、語法にミスがあったので、解答にて指摘された。

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まだ続く。

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さらにさらに、最後に、僕の回答の修正バージョンと、それを音読したものまで載せてくれた。

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こんな感じで、かなり詳細な解説を加えて、添削をしてくれるのだ。これは、独学をベースでやっている英語学習者にとって、かなり助かる。


今回僕が間違えた、「be made of」と、「be made from」の違いは、僕は昔からかなりテキトーにやってしまう部分があることを改めて認識した。しかもこの解説、どこぞのテキストに載っている説明よりもずっと覚えやすい。


添削してくれているのはネイティブスピーカーなので、ちゃんとネイティブスピーカーの発想・考え方を学べるのだ。その点でも、他の教材などではなくこのサービスを使い倒した方が覚えられるという利点があると思う。

HiNative Trekのデメリット

次に、デメリットについて書いていく。僕が感じたデメリットは、以下のような部分だ。

  • 料金
  • 土日休み
  • 問題の自由度が高過ぎて戸惑うときがある


それぞれについて書いていく。

料金

さて、このサービスの申し込みにとって最大のボトルネックになり得る部分、料金について考えてみよう。


先ほども言ったが、このサービスの料金は、

  • 9,800円/月(月額プラン)
  • 98,000円/年(年額プラン)



だ。1日あたり490円、触れ込み通りコーヒー一杯分の料金だということになる。490円で、ちゃんと添削される問題を買える、と考えれば良い。

さて、この月額9,800円を払う価値があるのかどうか、ということだが、このサービスがあっている人には、当然価値があるだろう。


確かに、既に英会話スクールに通っていたり、なんらかの語学学習コミュニティのような、自分に最適なアウトプットできる環境を見つけている人にとっては、わざわざ月9,800円の出費をしてこのサービスを使う必要は無いのかもしれない。


冒頭でも言ったが、このサービスの効果を実感できる人たちは、こんな人達だ。


  • TOEICではそこそこ点数が取れる(600〜800)が、アウトプット足りなさを実感している人
  • TOEICの勉強では物足りなさを感じている人、TOEICの勉強を卒業したい人

  • 現段階で英会話スクールに通うのは経済的、あるいは英語力的に躊躇している人
  • 自分に最適なアウトプット環境を見つけられていない人

このような人達にとっては、コストを抑えながら適度なアウトプットが出来る教材だと思うのだ。

どんな人にも合っていると言えるわけではないが、上記に当てはまる人には良いコストパフォーマンスを実感してもらえると思う。

土日休み

今のところ、HiNative Trekでは土日にフィードバックが返ってくる事はない。金曜日の昼以降にこなした課題は、基本的には次週まで持ち越しとなる。この部分も、改善まで待つ必要があるかなーと、個人的には思う。

問題の自由度が高すぎて戸惑うことがある

まぁこの辺はさらっと読んでもらって構わないのだが…

個人的にちょっと戸惑ったのが、問題の自由度が高かったり、お手軽過ぎて、どう答えて良いか分からない時がある、という部分だ。


例えば、先ほど上の写真の問題。日本語を英訳して、それに対する回答も英作文し両方まとめて投稿するというものだ。


「この餃子にグルテンは入っていますか?」


これ見たとき、「ん…?」と少し思った。


というのも、普通dumpling(餃子)には、グルテンは入っている。しかし、この架空の商品の設定としてのdumplingに、グルテンが含まれているかどうか分からなかったのだ。


なので、思考がぐるぐると回った。


「ん…?普通餃子にはグルテン入ってるよな、小麦粉だし。だけど、この問題の設定として、グルテン含まれていないのがウリとか、そんなんあったっけ…?やべ、正直この前の問題飛ばしたから分からねw」


色々と調べ、数分後。


「うーん、問題の設定的には、グルテンが入ってるか入っていないかの説明は無いな…。という事は、普通に入っていると答える感じで解答していいのか?いや、でも、入っているって答えるだけだったら、簡単すぎるだろ… 」

と、色々と考えた結果、以下のように解答した。

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んでその後、以下のようにフィードバックが返ってきた。

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というわけで、どんな風に考えて、何を解答しても良いわけだ。これはこれで、自分のアウトプットに対してのちゃんとしたフィードバックなので、勉強になった。

デメリットというほどの事でも無いのかもしれないが、最初はこんな、どう答えて良いか分からない的な部分に少し戸惑うかもしれない。

HiNative Trekに向いている人

改めて、HiNative Trekで最大限の効果を得られるであろう人達はこんな人達ですよ、ということを書いておく。

  • TOEICではそこそこ点数が取れる(600〜800)が、アウトプット足りなさを実感している人
  • TOEICの勉強では物足りなさを感じている人、TOEICの勉強を卒業したい人

  • 現段階で英会話スクールに通うのは経済的、あるいは英語力的に躊躇している人
  • 自分に最適なアウトプット環境を見つけられていない人


上でも言った通り、HiNative Trekは一目見るだけだと、料金が高いので躊躇してしまうと思う。僕も最初高いと思ったし。


しかし、上の条件に当てはまる人にとっては、コストを抑えながらアウトプットの少なさが補える最適の教材になるはずだ。

HiNative Trekに向いていない人

  • 文法も発音も自信があり、もうとにかくガンガンにアウトプットをする!という段階の人
  • 別に自信があるわけでは無いが、最適なアウトプットの環境を見つけられている人
  • TOEICが500点以下の人


2番目の、別に自信があるわけでは無いが、最適なアウトプットの環境を見つけられている人に関しては、今のアウトプット環境が有料なものであれば、HiNative Trekの料金は少し負担になるかもしれない。


しかし、アウトプット環境が見つけられてはいるが、ちょっとアウトプットの機会が足りない気がする…ということであれば、HiNative Trekを活用する事を考えても良いと思う。スキマ時間を利用してアウトプットの少なさを補えるからだ。


また、TOEICで500点以下の人にとっては、残念ながらHiNative Trekの使用は少し早いかもしれない。多分今取り組んでみても、フィードバックの内容がすんなり頭に入ってこない可能性があるからだ。

まとめ

長くなったが、以上が、HiNative Trekの使用感レビューだ。なんやかんやいろいろ書いたが、要約すると、「少し高いかもしれないけど、少ないアウトプットの機会を補うのに最適な教材」という感じだ。アウトプットする機会がなくて悩んでいる人にとって、心強い味方になる教材だと思う。


以下のリンクから会員登録ができるので、このレビューを読んで取り組んでみたくなったという人は、ぜひ使ってみよう!


スマホで本格的英語学習HiNative Trek

人生に絶望した時の対処法-絶望的な敗北に直面していかにふるまうか-

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人生に絶望した時に、僕がよく思い出す言葉がある。

人間の価値は、絶望的な敗北に直面して、いかにふるまうかにかかっている。
敗北とは決して、屈服ではないのだ

アーネスト・ヘミングウェイ


人生に絶望すること、それは、辛い体験だ。しかし一方で、あまり珍しい事でもない。人生が自分の期待より著しく低ければ絶望するし、やってきた事が無駄になってしまったと感じれば、絶望する。人間は意外と簡単な事で絶望するものだ。


さて問題なのは、ここでどうするかだ。一時的に休む事は必要だが、死なないという選択をする以上、前に進むのが賢明だろう。


今回は、人生に絶望した時の、その気持ちの消化の方法から立ち直り方までを僭越ながら書かせて頂いた。まだ人生経験も浅い若輩者の戯れ言ではあるが、お付き合い頂けたら幸いである。



人生に絶望するとはどういう状態か

人生に絶望する経緯については、人によっていろいろあるだろう。中には、若輩者の僕なんかが想像出来ない、聞いただけ卒倒してしまうようなレベルの人もいそうだ。

しかし、このページでは、”人生に絶望する”という言葉にある1つの定義を設けておきたい。それは、

「現状が、自身が昔思い描いていた期待より著しく及んでいない状態」

かつ

「今までやって来た事が、無駄になってしまったと思ってしまっている状態」


というものである。若干一般化しすぎな気もしないでもないが、おそらくこれが人生に絶望している状態の人の最も多くある心理状態を捉えているのではないか、と思っている。

実はこの心理状態、人が自殺を考える(と思われる)心理状態である。詳しくは、以下の記事を参考にしてほしい。

www.longhardroadout.com


なぜこんな事をあえて定めるかというと、人によって、人生に絶望する条件は違うからだ。大学受験に落ちて人生に絶望している人もいれば、借金何億とかで人生に絶望する人もいる。しかし、絶望は同じ絶望だと思うのだ。この事は、自殺を例にとって考えてみると分かりやすいだろう。自殺する人が、決して生き延びる事が不可能な状況で自殺を選ぶ訳ではないからだ。

だからここでは、受験に落ちた人から借金何億抱えている人も、はたまた最近大切な人と死別した人さえも、同じように扱っている。もちろん、それぞれの状態によって、対処法は微妙に異なるだろう。ここでは、それぞれの絶望の最大公約数のような絶望の対処法を考えていきたい。

対処法其の一: 受け入れる事

現状は、あなたが思い描いていた期待を著しく下回っている。そして将来的にも、自分がかつてのその期待に応えられる見込みは低いかもしれない、あるいはとても時間がかかる。


この事実は、受け入れるしかない。


受け入れるというと具体的に何をすればいいかと思うかもしれないが、単に現状を整理して、正確に認識するように努めればいい。


「今、自分はどういう状態か」


という質問に答えるだけでよい。

あとでも述べるが、このページでは、絶望へ対処することを前提としている。行きたい目的地へ行くためには、スタート地点を明確にしなければならないが、それをする作業だと思ってもらいたい。

対処法其の二: 過去があなたを決めることはないと知る

心理学を採り入れて”人生の絶望から立ち直る”方法論を書いている書籍にはよく出てくる話に、以下のようなものがある。ここでは、「OPTION B」からの引用させてもらった。

心理学者のマーティン・セリグマンは、人が挫折や失敗にどのようにして対処するかを長年研究し、「3つのP」が苦難からの立ち直りを妨げることを明らかにした。すなわち自責化(Personalization: 自分が悪いのだと思うこと)、普遍化(Pervasiveness: ある出来事が人生のすべての側面に影響すると思うこと)、永続化(Permanence: あるできごとの余波がいつまでも続くと思うこと)である。

(中略)

つらいできごとが、「自分ひとりのせいではない、すべてではない、ずっとではない」ことに気づけば、子どもも大人も立ち直りがはやくなることを、多くの研究が示している。ネガティブなできごとを自責化、普遍化、永続化しない人は、鬱になりにくく、状況によりよく対処できるのである。

日本経済出版社 「OPTION B~逆境、レジリエンス、そして喜び~」 シェリル・サンドバーグ/アダム・グラント 著 P21~22より引用


また、アドラー心理学でも、過去があなたを決めることはない、と明言されている。

哲人: いえ、断罪しているのではありません。むしろ、アドラーの目的論は「これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについて何の影響もない」と言っているのです。自分の人生を決めるのは、「いま、ここ」にいる、あなたなのだ、と。

青年:わたしの人生は、いま、ここで決まると?

哲人:ええ、過去など存在しないのですから。

ダイヤモンド社 「嫌われる勇気」岸見一郎/古賀史健 著 p56より引用

あなたが過去にやって来たことによって、現状がある。しかし、その過去の出来事が、あなたの未来を決定する事はない。実際、それは事実だ。

だから、たとえ今あなたがどんな状態であろうと、未来にどうなっていたいかにフォーカスして考えるべきだ。

この時に、過去から帰納的に考えて、自分の未来はこうだろう、と考えてはいけない。過去なんて関係ないからだ。実際に、あなたがやってきたからあなたが未来にやりたい事が出来ないなんていうのは、ほとんどの場合、論理的繋がりはない。だから、あなたの願望ベースで、なりたい状態を意識するのだ。

いや、言いたい事は分かる。確かに言われてみればそうかも…というような話かもしれないが、実際にそのように振る舞うのはとても難しい。頭では分かっていても、気力が出ない。今更感もあるかもしれない。ていうか、そんな事が出来たら、そもそも絶望に陥っていないという話だ。

だが、過去に関係なく、あなたはこうなりたい、という理想を思い描くのは、誰だってできるでしょう?だから、単に理想を思い描けという話だ。

対処法其の三:新たな目的地を意識する

過去があなたを決める事は無い。今までのあなたがどうであれ、未来にあなたがどうなっていくかに関係がない。難しいかもしれないが、とりあえずこの事は頭に置いておいてほしい。

この事を認識した上で、あなたが新たに行きたい目的地を設定する。つまり、あなたがなりたい姿を思い浮かべるのだ。出来るだけ具体的に、期限を設ける事もポイントだ。別にこんなものは、後で変わったっていい。現時点で考える”理想の状態”を考えて、紙に記しておこう。

目標を書いたって、達成できないかもしれない… などとは考えない。何度も言うが、過去に目標が達成の出来なかった事があったからといって、未来にあなたが達成できないという事は言えないからだ。達成できないかも…と思うという事は、本気じゃないか、非現実的かのどちらかだ。

対処法其の四: 挽回するまで耐えなければいけない事を覚悟する

人は、絶望や哀しみに耐えなければいけない。挫けてしまったら、その瞬間に死に向かってしまう。または、無気力を好んでしまう。

(中略)

泣いていて無気力になっていくと、それこそ、「死ぬほうがいい」と思い悩んでしまう。だから、人は打開策のない問題には「慣れないといけない」のだ。

SB文庫 「どん底から這い上がる技術」 里中李生 著 14〜16ページより引用


人生に絶望している人やうつ病の人などは、割と現状を受け入れられている人が多いと思う。みな、自分の責任だ、と捉えられているという印象がある。そして、本当はこうなりたい、という願望も、皆あると思う。


しかし、この”耐える”というプロセスがどうしても挽回のためには必要になってくる。そしてこれが、超絶難しい。辛い感情、敗北感、劣等感、屈辱感…等々が、動くのに一番邪魔な感情だ。


しかも、そのプロセスは、人によって期間が違う。どんな条件を持って絶望していない状態と言えるかというのは、人によって違うからだ。

例えば人によっては、安定した、ワークライフバランスの取れた職に就く事が、とりあえず”どん底から抜け出た状態、という人もいるだろう。一方で、それだけじゃ我慢できない、生活水準が昔のようにならなければ、どん底から抜け出たとは言えない、と思う人もいると思う。各々の基準があるので、一概に何年経てば抜けられますよ、とは言えない。

しかし、たとえどんな基準があっても、そこにたどり着くためにはある程度の時間はかかる。そこを耐える必要性を、まずは認識しよう。

対処法其の五: 耐えるための現実的な手段を考える

耐える必要があるからと言って、何も一人でじっと耐えるべきだと言っているわけではない。ていうか、そんな事は無理っすよ。

というわけで、長い道のりを越えるための、現実的、合理的な方法を考えてみよう。

僕がかつて取った方法は、「自己啓発書を読みまくる」ことだった。良い自己啓発書はセラピー代わりになる。僕が読みまくっ本は以下に紹介しているので、参考までに読んでみてほしい

www.longhardroadout.com


また、カウンセリングというのも、現実的でオススメの手段だ。自分の思っている事を発話して認識することにより、自分の心情が整理できる。まだ、コーチングを同時に行なっているところであれば、自分の目標を再認識し、目標達成のための行動を取る手助けとなる。

診療内科も良いが、当たり外れが大きく、カウンセリングは最初の2〜3回しかしてくれないところも多い。薬は処方してくれるので、本気で症状を治すのであれば、カウンセリングと診療内科それぞれで行きつけを持っておくと良いだろう。

対処法其の六: 耐えながら、目標を常に意識して生きる

現状を受け入れられた。過去があなたを決めるわけではないことも知った。目的地も定めた。耐える覚悟もある。耐えるための現実的な手段も考えた。

さて、後は、進むだけだ。ここまでの事は、言うは易し、行うは難しと感じてしまうものもあるだろう。こんな偉そうな事を書いてはいるが、僕だって、上のステップをスルスルとこなせたわけではない。1つずつ、出来ることを出来る時にやって来て、何とか”昔よりマシ”な今がある、という感じだ。

そして、このステップを踏んで這い上がっていく途上は、とても辛い道のりになると思う。こんな辛い思いをしてまで、這い上がる必要があるのだろうか、死んだ方が楽なんじゃないのか…という気持ちは、痛いほど分かる。

しかし、ヘミングウェイが言う通り、そこでどう振る舞うかが、人間の価値を決めるのだ。あなたは、人間の価値を大きく左右するステップを、幸運にも踏めているわけだ。今人生が好調な人は、それが出来るチャンスすら無い。


ここで、あなた自身の価値が試されている、そう思って、最後にもう一回、生きることに取り組んでみたはどうか...という提案である。



人生に絶望した時にやってはいけないこと

以下に、僕が思う「人生に絶望したい時にやってはいけないこと」を挙げておく。

焦って安易な道に進む

一番やってしまいがちなパターンだ。焦って一発逆転しようとして、人生を台無しにする道へ進んでしまう。

例えば、転職などがいい例だろう。新卒で不本意な会社へ入らざるを得なくなってしまった人の中には、焦ってすぐ転職しようとする輩が必ずいる。まだ社歴も浅く、目立つ実績も無い状態で転職しようとするのである。

結果どうなるかというと、十中八九、今の会社と同じような待遇で、人手が足りていないようなところしか入れない。手取りも、良くて数万円しか上がらない。労務環境がとてもいいところであれば少しは満足出来るだろうか、労務環境の良いところに行けるかどうかなんて、ただのギャンブルでしか無い。

現在不本意な状態でも、耐えるのだ。耐えて機が熟すのを待つのが最善だ。ここが死ぬほど辛いわけだが、抜本的な人生の改善は一日にして成らず、というのを意識した方な良いと思う。

諦める

いや、もうね、分かるよ、マジで。人生、こんなはずじゃなかったよね。受け入れられないよね。屈辱ですよね。どん底から這い上がるのが辛く厳しいなら、いっそそんな道を放棄しちゃいたいよね。

分かる。死ぬほど分かるよ、マジで。でもね、諦めたらダメなんですよ。どんな時でも、やるだけやるんすよ。

絶望というものは本当に厄介で、体から一切の力を奪っていく。死んだ方がマシだと思える。

でもね、死んだら、もう生きるという道には戻れないんすよ。死ぬんだったら、本当に、マジで、良く考えてからっすよ。それからでも遅くは無い。だから、諦めずに生きてみようぜ?という話である。


ドリカムさんも言ってるじゃないすか。

10000回だめで、望みなくなっても
10001回目は 来る

DREAMS COME TRUE-何度でも

なにがどれだけダメでも、明日はなにか変わるかもしれない。その日をひたすら待って、生きるんすよ。

だから、諦めたらいけないのである。

まとめ

「人生に絶望した時の対処法-絶望的な敗北に直面していかにふるまうか-」

  • 人生に絶望している人とは、「現状が、自身が昔思い描いていた期待より著しく及んでいない状態」かつ「今までやって来た事が、無駄になってしまったと思ってしまっている状態」の人

  • 受け入れよう、現状を整理しよう

  • 過去があなたを決定することはないと知ろう

  • 新たな目的地を設定しよう
  • 這い上がるまで耐える必要性を認識しよう
  • 耐えるための現実的な手段を考えよう


<参考文献>



僕が英語を話せるようになるまでに読みまくった本達を紹介!

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僕が英語を満足に話せるようになるまでには、約4年かかった。その4年間は、常に試行錯誤の連続だった。なかなか話せるようにならない事に憤りを感じたりもした。

そんな長い道のりを乗り越える事が出来たのは、様々な英語学習に関する本からヒントを得たからだ。今回は、英語習得の長い道のりの中、本当に多くの気づきを僕に与えてくれた本たちを紹介する。

英語の勉強法に関しては、本当にたくさんの人が、色んな事を言っている。しかし、僕が共感したり実際に参考にしたりしたのは、下に紹介しているもののみだ。正直、紹介している書籍の数は少ないが、何かしら得るものはあると思うので参考にして欲しい。


今回は、英語勉強法だとか、英語を勉強するにあたってのマインドを説いている本を紹介している。英語のおすすめ教材については、以下の記事を参照してほしい。

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残念な人の英語勉強法

“残念な人”シリーズでおなじみの山崎将志氏による、英語勉強法の本。留学行く前に読んでおいた本。読んでおいて良かったと思った。

あなたは今までどれくらいの期間英語を勉強していますか?望んだ結果は出ていますか?出ていなければそのまま英語勉強法、”残念”かもしれない。

「もう英語の勉強はやめて、英語力を身につけることを期限付きのプロジェクトにしよう。」というコンセプトのもと、ビジネスパーソンがビジネス英語を身につける上での、学ぶ項目の優先順位や、TOEICに対する姿勢、発音や単語に関して、様々な効率的な勉強法の考え方が書かれている。

山崎さんの”残念な人”シリーズは、読むたびに自分の行動を振り返させられる。今回は、その英語版。長い期間英語を勉強しているが、なかなか思うような結果が出ない…という時に、自分の勉強法を見直すのにいい本。

外国語学習に成功する人、しない人~第二言語習得論への招待~

書店を歩いていてたまたま見つけた本。あまり目立つところには置かれない系統の本だが、これがなかなかの掘り出し物だった。

英語の勉強法となると、世の中の色んな人が、色んなことを言っている。少し前は、”聞き流し”なんてのも流行った。しかし、それらのほとんどは、その人たちが考えた”独自メソッド”だ。ちゃんとした科学的裏付けがあるわけではない。

この本は、”第二言語習得論”という学問に基づいた科学的な外国語学習に関する理論を説いている。色んな人が、自分の好き勝手に確立した理論とは違い、語学習得に関する色んな事例を科学的観点から検証していたり、最後には科学的観点からの勉強法を紹介したりしている。やはり学問的なアプローチがベースにあるので、一般化・普遍化された理論が大変説得力のある英語勉強法の本だ。もうこの本を読んだ後は、「聞き流し勉強法」などに惑わさることもなくなるだろう。

ちなみに、この本からの引用は、以下の2記事でも使用させてもらった。興味があったら読んでみて欲しい。

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本物の英語力


著名な通訳者で、メディアにもよく出ている鳥飼玖美子さんの名著。今までは”日本人と英語の適切な関わり方”のようなテーマが多かった気がするが、この本では今まであまり触れてこなかった”英語勉強法”について、独自の見解を書いている。

この本は、僕が実際に英語がある程度話せるようになってから読んだ本だ。読み終わった後、僭越ながら僕も同じ意見だ、と思った。僕が英語勉強法に関して本を書くとしたら、同じような内容になってしまうだろうと思ったくらい共感した。

特に彼女が掲げている、「自分の英語を身につけよう」という言葉に共感した。色んな人が色んな英語の勉強法を唱えているが、どれをやるにしても結局最後は自分自身のゴールを自分自身で創意工夫して到達するしかない。結局話せるようになる人って、みんなそうだし。この本は、そんな、”本当に話せるようになる人”の発想を学べる本。オススメです。

英語は3語で伝わります

電車の中の広告で見かけた本。タイトルを見た時点でなんとなく書いてある内容が予想出来たので、甘く見ていた。が、実際読んでみると予想を超えたクオリティと情報量でとても良かった一冊だ。


内容として、タイトルの通り「英語は三語(SVO)で伝えたい事が伝わる事が多いので、そういう表現が出来るようにしようね」というもの。基本的には、その内容がずーっと続いていくのだが、特筆すべきは、その情報量。「このパターンは、さすがに短く出来ないだろ…」というものでも、「その手があったか!」という方法でバッサバッサと要らない部分を切っていく方法論がたくさん載っている。


基本的には英会話初心者にオススメの本だが、ある程度のレベルになってきてから読むのも面白いかもしれない。「このテクニック知らなかった!」というものが結構見つかるくらいの情報量だ。僕もこの本でようやく、outnumberとかoutperformとかの上級語を使って短くするテクニックを覚えられた。オススメです!

これ、英語でなんて言う?

英語勉強法を説いている本ではないが、面白くてためになったので大好きな一冊。今まで3周くらい読んでいるが、1周目は一時間もかからず読んでしまった。

内容としては、日本語でよく使うこの表現は、英語ではなんて言うのか?という、色んな人が出している類の本ではある。が、特筆すべきは、取り扱われている表現のライトさ、この本のコンパクトさにある。

1つ1つの表現は、たしかにこれ、英語でなんて言うんだろう…というようなものが並べられているが、1つ1つの表現がとても短い。

例えば、「手ぶらできて!」とか、「写真写りがいい」とか、そんなような短い表現をポンポン覚えていくような感じ。そしてそれに対応する英語表現も、ビシッと一言で決まる短さ。サクサク読めて、何周もしてしまうような本だ。
実際僕はこの本を3周くらい読んで、ここに書いてある表現は口をついて出てくるようになった。こういうサクサク読める本をベースにして、どんどん会話表現を蓄えていくといいだろう。

まとめ

いかがだっただろうか。正直、紹介している書籍の数は少ないが、自分の英語勉強に対するスタンスを見直し、そしてまた発奮させてくれるものばかりだと思う。英語を勉強しているがなかなか結果が出ないという人は、折に触れて上で挙げた書籍を読んで、自分の勉強法を見直してみてはいかがだろうか。

僕が人生のどん底から這い上がるために読みまくった本を紹介!

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僕はつい最近まで、いわゆる”人生のどん底”期だった。側から見れば大した苦労ではないのかもしれないが、自分の中では、やる事なす事上手く行かない、頑張って来た時間が全て無駄になってしまう…そんな期間だった。


そんなどん底の時期に僕が何をしたかというと、藁をもすがる思いで本を読みまくった。「頼む、どうか、どうか良くなってくれ… 本に書いてある事実践しますから… どうか… 」という気持ちで、手当たり次第に読みまくった。おかげで、長い地獄をようやく抜けて、穏やかな日々を過ごしている。


今回は、そんなどん底期の僕に力をくれたかけがえのない本達を紹介する。以下の全てが僕の血肉となり、生きる希望を与えてくれた。人によって感じ方は違うだろうが、この中にきっと、あなたにも希望を与えてくれる本があるはずだ。

どん底からの大逆転!


タイトルから分かる通り、まさにどん底の時期に読むにふさわしい本である。世の中には、壮絶な境遇から這い上がった人がいるものだが、この本では、そんな境遇から這い上がった3人の著者の、どん底からの復活ストーリーが描かれている。この本を読むことによって、一気に三人分の「どん底からの逆転」を味わうことができるので、とても勇気づけられることだろう。

その3人のうちの一人、酒井とし夫氏のメッセージはとてもよかった。自らの経験に裏付けられた理論的なメッセージは、とても腹落ちする。

一つだけ、酒井氏の言葉を引用しよう。

前述したように、人は誰でも「サイコロを振っている」と、必ずいつか幸運に絶対に出会います。絶対に出会うけれども、その日は明日なのか来週なのかは誰にもわかりません。
だから幸運の女神がほほ笑むその時まで、あなたはリングに立っていないといけない。そのためには、復活できないほどの物理的、経済的、肉体的、精神的な損失、ダメージ、損傷を負ってはダメなのです。

出典:太陽出版 「どん底からの大逆転!」酒井とし夫、松本通子、今瀬保男 著、P180より引用

読み終わった後は、「もう一回頑張るか」と素直に思えていると思う。幸運の女神がほほ笑むその日まで、リングに立っていようではないか。

非常識な成功法則

2002年に発売以来、売れに売れて売れまくった神田昌典氏の名著。現在色んな業界で成功者とみなされている人達の多くが、かつてはこの本から影響を受けた。上で紹介した「どん底!」の酒井とし夫氏も、この本がどん底から這い上がるきっかけになったという記述もある。

僕がどん底に足を踏み入れてから数年経って、ようやくこの本を読んだ。そして、ため息が出た。「昔からある本なのに、なぜもっと早く読まなかったのだろうか…」と、激しい後悔が襲った。

時代的には少し前のものなので、確かに今となっては非科学的だと捉えられる部分もある。しかし、現在に多く出ている科学を取り入れた難解で回りくどい成功法則の本よりも、荒削りだが人間の本質に訴えるこの本の方が、読んだ後に圧倒的な力が湧く。どん底で、成功を渇望している今こそ、読むべき名著だ。必読。今すぐ読もう。

小さな会社儲けのルール

いわゆる”中小・零細”企業と呼ばれる会社=弱者が、経営において採るべき戦略と数々の成功事例を示した名著。


この本に書いてあることだけを実践しただけで、


「もう首をくくるしかない…」


というギリギリの状況から脱出した中小企業の経営者は多いのではないか、と思う。


「人生どん底なのに時経営戦略の本?」と、あまりピンと来ないかもしれない。しかし、この本には、


「不遇な状態の弱者がいかに勝つか」


という事へのヒントが多く散りばめられている。人生の再浮上のための戦略として参考になると思う。


ちなみにこの本、Amazon系列のAudibleというサービスで「聴く」ことが出来る。1ヶ月無料体験が出来て、最初の1冊は完全無料なので、その無料の1冊として選んでみたら良いと思う。

Audibleを見てみる

不幸になる生き方

つい最近同性愛をカミングアウトした、勝間和代さんの良著。文字通り、不幸になる生き方を避けよう、という内容の本。

当時最年少の19歳で公認会計士試験に受かったり、マッキンゼーやJPモルガンで働いたり…と、異次元レベルのエリートキャリアを歩んできた彼女だが、実は自殺したいほど悩んでいた時期があったらしい。この本は、そんな彼女が、どん底から少しずつ立ち直る過程で学んだ事を体系的に記した本だ。

僕はこの本が発売した8年前に、すぐに購入した。以来、人生に迷った時に読んでいる。昔は勝間和代が嫌いな人は多かったみたいだが、このような本を読んで「良い事言ってるじゃん!!」と見直す人も多かっただろう。僕の大好きな本の1つ。必読。

どん底から這い上がる技術

なかなか大変な経歴をお持ちの里中李生氏の名著。成功を夢見ては堕ち、這い上がろうとしてはまた堕ち…と、幾度もの絶望を乗り越えた彼だからこそ語れる、絶望から這い上がる考え方を余す事なく書いている。
彼の考え方は、確かに少々時代錯誤的なところもあるのだろう。ぶっちゃけた話、フェミニズムらへんの話とか、何を言っているのかよく分からない部分もある(笑)

しかし、彼の経験から語られる言葉は、ストレートに心に響く。絶望ばかりを経験してきたであろう事が、読んでいればすぐ分かると思う。そんな彼に共感しながら、一緒にどん底から這い上がるとは何かという事を考えていく、そんな本である。

残酷過ぎる成功法則

アメリカの大人気ブロガー、エリック・バーカー氏の超人気ブログ、「Barking up the wring tree」が書籍化されたもの。氏は、現在アメリカでもっとも影響力のあるブロガーとされる。Barking up the Wrong Treeの引用は、当ブログでもちょいちょいしている。

分厚い、長い。しかし、名著。何回も繰り返して、頭に色んな成功法則が刷り込まれるまで読みたいと思わせられる。

この本の一貫した特徴は、”科学”だ。紹介される成功法則や成功への考え方は全て、科学的データに裏打ちされている。今までの成功法則の本と一線を画すのは、この科学的裏付けをちゃんと示す事を徹底している部分だ。これじゃあ、納得せざるを得ない。そして、試さざるを得ない。

だからあなたも生き抜いて

弁護士で、今では著書多数の大平光代さんの、幼少期から弁護士になるまでを描いた実話。いやはや、壮絶。。。

一番胸が痛くなるのは、いじめを苦に割腹自殺を図る場面。それが、なんと14歳の時。そしてその後も、周りの大人が教育者としてちゃんと機能していないがために、どんどん非行に走っていく様は、なかなか読むのが辛くなってくる。しかしその後は、一念発起し、通信制の大学を卒業、司法試験にも合格し、見事弁護士になる。

発売当時、このどん底からの一念発起の物語は、色んな大人に衝撃を与えた。僕の母親もこの本を愛読していたらしい。こういう本を読んでいると、自分の悩みはちっぽけに思えてくる。読後は素直に、「人生もう一回、頑張ってみっか」と思えている。割腹自殺を図るほど、悩んだことなんてないわけだしね。

自分史上最高!!になる、最強セルフイメージの作り方

この人も、なかなかのどん底状態から這い上がり、自己啓発本が書けるまでになった… そうなるまでの彼の成功の鍵、”セルフイメージ”についての独自の理論を展開している本。

坂田氏の理論には、とても頷ける部分がある。というか、彼自身も幾冊もの書籍や文献を読み漁って研究して得たものなわけだし。まぁ「セルフイメージ関係なくね?」みたいな話も多いし、彼の言っているのと100%同じ行動をする人はいないと思う。しかし、どん底から抜けるのに”セルフイメージ”の考え方はとても重要だし、この本を読めば、セルフイメージについて十分学べる。一時間もあれば読めるので、サクッと読んで、試せるものは試す、というスタンスがいいだろう。

29歳の誕生日、あと一年で死のうと決めた

この本の著者は、いわゆる「金なし、コネなし、スキルなし」。月々の公共料金の支払いにも困るレベルから、「余命を一年」と設定し、本気を出し始める。

このページで紹介している数々のどん底経歴を持った著者の中では、比較的ライトなどん底ストーリー。しかし、僕が大好きな本の1つ。みんなどん底どん底言っているけど、普通の人のどん底って、本当はこのレベル。だけど、こんな身近などん底だって、本当に、本当に、辛いんです。

身近などん底体験だからこそ、このストーリーはあなたによりリアルな勇気をくれる。本気でやれば、人生はいつでもやり直せると。

生きぞこない

色々などん底経歴を持った人がいるが、この人も”自殺未遂”というどん底経歴がある。そして残念ながら、這い上がったとは言いがたい。

著者はその昔、某大手企業に就職。順調に出世していき、年収2000万円程あったという。誰もがうらやむエリートサラリーマン… だった。しかし、会社の事業売却に伴う人事異動で一気に転落。あれよあれよという間に、借金1億を抱えて自殺未遂をするまでに堕ちていく。

企業で働く人は、自分の軸の全てを会社に置いてはいけない。家族でも副業でも趣味でもなんでも良いから、複数アイデンティティを持っている必要がある。その事を強く感じさせる一冊。

スタンフォードのストレスを力に変える教室

「意志力の教室」で、多くの人の人生を変えた著者、ケリーマクゴナガルさんの2冊目。今までありそうでなかった、「避けられないストレスとの付き合い方」というテーマに、科学的な観点から真正面に取り組んだ良著。1冊目同様、人生を変えるインパクトがある。

仕事の重圧、人間関係のような日常的なものから、キャリアに関する失敗、喪失、離別…と、ライフイベントレベルの様々なストレスが、人生にはある。避けられればありがたいが、全てを避ける事など不可能だ。そんな数々のストレスとどう向き合い、どう処理していくべきなのか、という事について、科学的な見地から書かれている。

タイトルから、日々のストレスの処理の仕方について書かれているのかな…と、軽い本みたいに思っていたが、大きなストレス体験、PTSD(心的外傷後ストレス障害)なども、思いっきりテーマとして扱っている。絶望から”科学的に”立ち直るための必読書。

オプションB~逆境、レジリエンス、そして喜び~

FacebookのCOO、シェリル・サンドバーグが、愛する夫との突然の死別から立ち直るまでの日々を描いている。アダム・グラントとの共著だ。

著者が著者だけにさすがというべきか、やはり絶望から立ち直る科学的な方法論もふんだんに盛り込まれている。若干、上で紹介したスタンフォードの…と内容がカブる部分もあるが、シェリル・サンドバーグの実体験から来るメッセージは心動かされる。

個人的には、以下のメッセージがとても印象的だ。

デーブがなくなってからわずか数週間後に、デーブが参加するはずだった父と子の催しのことでフィルに相談した。誰かにデーブの代わりをお願いする計画を二人で立てた。「でも、デーブにいてほしかった」と、つい弱音を吐いてしまった。フィルは私の方に手を回し、励ましてくれた。「オプションAはもう無理なんだ。ならば、オプションBをとことん使い倒そうじゃないか」。

完璧な人生なんてありえない。だからみんな、なんらかのかたちの「オプションB」を選ばざるを得ない。この本は、だれもがオプションBをとことん使い倒せるようにするための本である。

2017年 日本経済新聞出版社 「オプションBー逆境、レジリエンス、そして喜び」 17Pより引用

人生には、時に不本意な選択肢を選ばざるを得ない時がやって来る。その時に、その選択肢を受け入れ、使い倒すための方法論を、この本で身につけてくれたらと思う。現在絶望の真っ只中にいる人、必読です。

また「オプションB」に関しては、書評記事も書いているので参考にしてみてください。

www.longhardroadout.com


まとめ

いかがだっただろうか。今人生のどん底で長い地獄のトンネルを歩んでいる人も、上で紹介した本の中に役立つものがきっとあるはずだ。

僕は、上で紹介した全ての本に感謝している。長い地獄のトンネルで死を考えながら歩いていた僕に、光を見せてくれたからだ。今どん底にいるあなたが、少しでも早く光を見つけられる事を祈っている。