世界一無駄な留学

金も時間も無駄にした著者が、人生の敗者復活を目論む

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負けてばかりの人生が辛い!?劣等感を乗り越えて次は勝つ方法

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どうも、たかひろです。


最近ふとした時に考えてしまいます。そういえば僕の人生って、結構負け続きだな、と。


思えば、高校受験も第1志望に行けず、大学受験は大敗北し、起死回生のための留学も、「世界一無駄な留学」に終わりました。就職も案の定、ブラックです。


こうして振り返ると、自分のキャリアに軽い絶望感を覚えます。このブログ設立当初は、結構腐った記事が多いです笑


まぁでも、今は、そんなの関係ねぇ!という気持ちを持てるほどまで回復しております。人生分からないものです。


今日はそんな僕の決意表明も兼ねて、負けてばかりの人生でも、卑屈にならずに次は勝つ!という精神を持てるようなメッセージを書かせて頂きます。

僕の負け遍歴

まず最初に、僕の”負け遍歴”を公開したいと思います。

  • 高校受験で第1志望に落ちる。大敗ではないものの、ちょっと卑屈になる。
  • 大学受験に大敗北。浪人もしたが、一番行きたくないところにしか受からなかった。

→頑張る意欲をなくし、酒浸り

  • 大学を半年で辞め、英語系の専門学校へ。ここは楽しかった。
  • 世界一無駄な留学をする。遠距離恋愛をしていた彼女を寝取られた3日後に交通事故を起こす。結局卒業せずに帰国。

→ 立派なニートに成長する。

 

こんな感じです。


大学受験の失敗は辛かったですね。


まだ高校時代の友人とは連絡を取れていません。


1つ年下の妹は、現役で某有名私立大学に入り、現在は就職難易度マックスの保険会社で働いてるキャリアウーマンです。


大学受験に失敗した時に、父から言われた事があります。


「お前には負け癖が染みついている。どこかでいい加減勝たないと、負け続きの人生になる。」


大学受験で大失敗した後のこの言葉。父は僕を発奮させるために言ったのかもしれませんが、この言葉は逆にしばらく僕から”頑張る”という概念を奪い去りました笑


起死回生のために留学もしましたが、僕の精神が未熟なせいで生活がぶっ壊れてしまい、失敗に終わりました。


www.longhardroadout.com



またも頑張る意欲を無くし、留学をしたのにニートになりました。もうこの頃になると、妹はバリバリに働いています笑


はたから見ると、別に人生どん底という程のものでもないのかもしれませんが、未熟者のぼくは、「もうそろそろ人生終わらせても良いかな…」くらい考えるくらいまで、自尊心は地に堕ちていました。未熟ですねー笑

負け続きの時の精神状態


人生何をやってもダメ、負けてばかりだ…という状態の時、以下のような精神状態になっています。

自分を全否定されている

人生の節目の勝負に負けると、自分の考えが間違っていたという事を突きつけられるわけです。


それが自分の存在そのものを否定された気になります。


自分の考えが間違っていたという事実は、時間が経たないと受け入れられません。


実際は、間違っていた事を受け入れ、次に何かに挑戦する時にその教訓を活かし取り組めばいいわけです。


しかし、それがなかなか出来ない。なぜなら、自分の間違いを認めるということはすなわち、"完全なる負け"を意味するからです。


サンクコスト、というコンセプトがありますが、これに少し似ているのかなと思います。

サンクコスト効果とは、人が行動した結果、その際に生じたコストがその後の意思決定に影響することを言います。

例えば12万円で買ったノートパソコンの調子が悪く、修理に出したところ液晶画面の取替えとなり3万円払ったとしよう。暫くパソコンは快調に動いていたが、今度はCPU・ハードディスクなど次々悪くなり、店に相談したら8万円かかると言われました。この時、あなたならどうするでしょう? 先に3万円の修理代を投資して、今度は8万円、合わせて11万円である。これに少し足せば新しいものが買えてしまう。今のパソコンを諦め、買い替えを考えるであろう。しかし、それでは先に投資した3万円は全くの無駄金となってしまい、最初に修理を頼んだ判断も間違っていたことになる。結局、8万円を追加で払って修理してもらうことにした。

出典:http://psychological-jp.com/psychology/

 
自分が考えてきたもの、考えた上で実行してきたものに結果が出なかった。そんな時、今までかけてきた時間や労力をすべて無駄だったと認めることなんて、簡単にはできないものです。


最悪な”負け”パターンは自分が正しいと思った行動や方針か間違っていた、というのを認めるのではなく、あくまでそこは正しいとしながらもコントロール出来なかった外的要因に理由を求める。いわゆる言い訳、というやつです笑


そこを認めちゃうと、今までの自分は何だったんだ!となってしまう。頑として認めない姿勢を取っていると、年月が過ぎるにつれてますます認められなく成り、間違ったまま一生生き続けることになってしまう。


時間を無駄にしたとか思いたくないので、認められない。まるで自分の何年かが無駄だった、無駄な時間を過ごしている間にみんなはどんどん勝ち上がっていく… という感覚。


このパターンにはまってしまうと厄介で、早い段階で認めることができないと、負けたまま何年も無駄にしてしまうことになります。

 

頑張る気が起きない、今から頑張っても無駄だと思ってしまう

頑張って何か華々しいものを達成出来るかも、だけど、過去望んでいたものは達成できない。ゆえに、頑張っても意味がない、という感覚です。

負けてばかりの状況の時は、頑張る気が起きません。頑張っても意味がない、と感じてしまうのです。


大失恋の時にも、この感覚は起こります。良い人が現れても、あいつじゃなきゃ意味がない...と感じてしまうんですよね。


今まで自分が望んでいたものに固執するあまり、その次の選択肢が見えなくなってしまっているのです。


実際は過去自分が望んでいたものが手に入らなくても、また次の目標を見つけそれを達成すべく動いていけばいいだけの話です。


しかし、経験する負けが大きければ大きいほど、それができなくなってしまうものです。


たとえ自分の過ちを認めるという段階を超えられても、この”過去に望んでいたものに固執する”感覚のせいで、また何年も無駄にしてしまうわけですね。

負けてばかりの人がするべき事


負けてばかりという状態は、本当に苦しいです。何かの勝負において大敗してしまったら、立ち直るまで時間が必要でしょう。


しかし、そんないつまでも負けにとらわれて動けない状態を過ごすわけにもいきません。負けてぐったりしている状態でも、人生は続いていきます。


過去の数々の負けの経験から、僕が思う「負けてばかりの人がするべきこと」をまとめてみました。少し動けるようになったら、以下を実践してみるといいと思います。

負けを受け入れる

受験、就職、恋愛… 等々、何かに負けた後すぐは、自分が負けた、という事を素直に受け入れられないものです。


受け入れられないから、彼女にフラれても何回も連絡を入れちゃったりするんですよ、僕みたいにw


しばらく時間が経ってからでいいので、自分の中で、負けを認めましょう。


はっきりいって、死ぬほど悔しいと思います。頑張る気が起きなくなるかもしれません。何かに当たり散らしたくなるかもしれません。


しかし、そんな感情の昂りも、しばらく経ったら消えます。


ここまでのプロセスを経て始めて、あなたは直近の負けから卒業でき、前に進む権利、つまり、次に勝つ権利を得ます。


時間の経過とともに、負けをゆっくり受け入れていきましょう。

負けて学んだ事を振り返る

一般に、「負け」「失敗」というものは、学びの宝庫です。


「負け」「失敗」にまつわる諺や著名人の名言は数多くあります。

私は失敗したのではない。ただ、1万通りの上手くいかない方法を見つけただけだ。

  • トーマス エジソン

私は、9,000回以上シュートを外し、300試合に敗れた。

決勝シュートを任されて26回も外した。

人生で何度も何度も失敗してきた。

だから私は成功したんだ

  • マイケル ジョーダン


そう、負けは学びの宝庫なのです。


脳科学などの分野でも、負け、失敗に肯定的な理論はあります。

14匹のマウスに、迷路を解かせる実験をしました。スタートからエサのあるゴールまで7つの経路がある迷路で、マウスがどの経路を選ぶかを調べたのです。
(中略)
解析すると、トレーニングの初期に、エサのない行き止まりの道に入ってしまったり、何度も同じ道を通ってしまったりというエラーが多かったマウスほど、より早く最短経路を見つけることができました。

出典:「失敗は成功のもと」は科学的に正しかった!(池谷 裕二) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)


さらにさらに、失敗、負けのような、ストレスが著しいものから何を学んだか、つまり苦痛に意味を見出す事は、精神面でも健康面でもいい影響を及ぼすという効果も、心理学的に認められています。



負けてすぐは、精神的にそれを積極的に活かそうとは思わないでしょうが、ちゃんとその負けから汲みとったものは、人生のどこかで活きてきます。

自己啓発書を読みまくる

皆さんも自然にやっているかもしれませんが、逆境の時は、自己啓発書が本当に心の支えになってくれます。


数々の名著がありますが、このような書籍は自分の失敗にちゃんと意味を見出し、たとえ大きな失敗で傷ついても、また新たな目的地に向かって歩き出す勇気をくれます。


以下に僕がお世話になった書籍を載せておくので、ぜひ読んでみてください。


ちなみに、以下に紹介する本たちはこちらの記事でレビュー付きで紹介していますので、よかったら参考にしてください。
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ちなみにこの本、Amazon系列のAudibleというサービスで「聴く」ことが出来る。1ヶ月無料体験が出来て、最初の1冊は完全無料なので、その無料の1冊として選んでみたら良いと思う。

Audibleを見てみる

こちらの「オプションB」に関しては、書評も書いていますのでよかったら読んでみてください。
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点と点は繋がると考える

人生で起こる出来事は、全て意味があって起こります。その時点では分からなくても、後に振り返ってみると、あの出来事は今に繋がるために必要だったのだ、と感じる事が出来る日がいずれ来ます。


この考え方は、数多くの著名人が語っていることですし、当ブログでも折に触れて出る考え方ですね。


一番有名なのは、アホほど引用されている、スティーブ・ジョブズのスピーチ。

www.youtube.com


あなたの負けは、将来から見たら必要だったプロセスなんです。


点と点は必ずつながります。それまでは、苦しいけれど、淡々とやるべきことをやるのです。次に勝つために。

カウンセリング、病院、サプリメントを有効に使う

気分の落ち込みがしばらく続くようであれば、カウンセリング、病院、サプリメントを有効に使うのも良いと思います。


気分というものは、なかなかコントロールしにくいものです。


自分の負けをちゃんと受け入れられた、反省もした、新たな目標も見つけ、達成すべく動いている...


ここまでできているのに、以前に受けたショックのせいで鬱な気分がぬぐえない、ということは、経験したことがあるのではないでしょうか。


そんな、動くのに邪魔な感情を取り除くのに、病院だったりサプリメントを補助的に使うのです。


特にサプリメントは、市販やネットで手軽に手に入るもので、鬱な気分に効果があるとちゃんとした臨床結果が得られているものが意外とたくさんあります。病院やアウンセリングに比べて敷居が低く、医薬品レベルで効果があるものもあるので、動くのに邪魔な気分を取り除くのには比較的良いと思います。


僕は今でも、セロトアルファというサプリメントをたまに使っています。感覚としては、飲んだ瞬間にスッと落ち着く感じがあるので、よく仕事前に飲んだりしてます。


このセロトアルファ、脳内のセロトニン濃度を高める効果があるということに加え、ビフィズス菌なども入っているために腸の調子を整える働きも同時に持っているとのこと。

 
カルピスやヤクルトがうつ病に効果があるとされていると同じ原理(ググってみてね、本当に効果あるらしいから笑)で、胃腸にいい影響を与えて鬱気分を抑えることができます。


セロトアルファ


病院やカウンセリング、サプリメント等は、確かに”気休め”です。特にサプリメントなんかは、鬱な気分に効果があるとされていても、あなたの現状を根本から解決するものではないでしょう。


しかし、「現状を打開するために動きたいのに、感情が辛すぎて動けない」というような、動くのに邪魔な感情を緩和する手助けにはなります。

目的地を定める

負けてばかりの人生でまた負けた…


今までの人生設計がまた崩れるような経験かもしれません。


出来れば少し落ち着く時間を取ったのち、また新たな目的地を設定しましょう。


当ブログの1つのテーマ、将来のビジョンを描く、という事です。


今まで思い描いていたものはなくなってしまったので、それが無い前提でまた改めて人生を設計しなおすのです。

 
僕にも今は、新しい目的地があります。それは、仕事をしながらこのブログを月30万PVレベルの「留学&自己啓発ブログ」に育て上げる事です。

 
世界一無駄な留学後、全てがバラバラに壊れてしまった後に設定したものです。


当たり前の事ですが、目標設定は大切です。


明確な目的地があって始めて、負けから一歩踏み出せるのです。

 

次は勝つ!

僕はこの記事を、自分の不幸自慢をするためだとか、腐ってるアピールをして同情を引くために書いているわけでありません。


みんなと一緒に、次は勝つために書いています。


今までの人生、負けて、負けて、負けてきました。そして、もう負けることに飽きました。


昔思い描いていた理想からは、もうすでに遠く離れています。こうなりたかった、ああなりたかった、という憧れは今でもあります。


しかし、それはもう叶わないわけです。


しかし、だからといって腐る、というのにも、飽きました。


僕はまだ死ぬ気になれないので、今後の人生、腐ったまま生きるのには長すぎる、と思ってます。


上にも書きましたが、負け続きの人生で学んだことの1つとして、


「何回負けても、次に勝つべく立ち上がる」


事が出来るかどうかが、あなたを負けたままにするか、勝つ人間にするか決めると思います。


ヘミングウェイの素晴らしい言葉があるので、引用させて頂きます。

人間の価値は、絶望的な敗北に直面して、いかにふるまうかにかかっている。

  • アーネスト ヘミングウェイ


あなたはまさに、この負け続きの状況でいかに振る舞うかが試されているのではないでしょうか。


僕はもう、パンチドランカー状態なので、失敗や負けには慣れっこです。もう、今まで負けてきたとか、そんなの関係ないんですよ。


今まで負け続けてきて、過去を悔やんでいる。そんな状態でも、単純に、次は勝った方が気持ち良いじゃないですか。


この記事を読んでいる人達が、少しでも早く次は勝つべく立ち上がれたら、これ程嬉しいことはありません。

まとめ

以上が、「負けてばかりの人生が辛い!?劣等感を乗り越えて次は勝つ方法」でした。


いろいろと臭いことも書いてしまいました。気持ちが弱ってしまっている時に、折に触れてこの記事を読み返してくれたら幸いです。